四国を鉄道で一周しながら、地元のグルメが食べられる駅近店を巡る旅~徳島から高松編~
こんにちは。休日旅行です。昨年の11月に、1泊2日でJRを利用して四国を一周しました。その時に訪れた、駅近で、地元のグルメを食べられるお店を紹介しながら記事を書きたいと思います。
旅のルート
旅の出発は徳島駅です。
1日目は徳島を出発し、高松→松山→宇和島→窪川の順に列車を乗り換えて、高知まで向かいます。
高知より先、四国の右下へは線路が繋がっていないので、2日目は高知を出発して北上し、徳島県の阿波池田で乗り換えて出発地の徳島駅まで戻ってこようと思います。
JR四国の安価な旅行商品「まるごと四国鉄道旅」を利用
まず、今回私がこの旅で利用した商品は、過去に記事にもしましたが、JR四国の「まるごと四国鉄道旅」という宿泊と四国のフリー切符がセットになった旅行商品になります。通常でも安価な価格設定ですが、当時はGoToトラベルキャンペーンと高知県独自の割引キャンペーンを実施しておりましたので、実質3,140円で購入することができました。
高知のビジネスホテル(朝食付)と四国の2日間のフリーきっぷがついてこの値段です。安いですよね。
現在GoToトラベルはキャンペーンは休止中ですが、この商品自体は販売中です。
ネットでも購入ができます。
定番名物①「徳島ラーメン」麺王徳島駅前本店
現在の時刻は21時。ここは徳島県の「徳島駅」です。我は徳島のターミナル駅だぞ!と思わせるにふさわしい堂々とした佇まいをしております。
この日は、関西から南海フェリーをつかって前日入りしました。
まず、晩御飯を食べないといけないので、何を食べようか考えたところ、徳島といえば「すだち」「鳴門金時」、、、グルメというよりか、素材のそのものが思い浮かびます。さらに、この遅い時間に開いている店は果たしてあるのかと考えていたところ、晩御飯にふさわしいグルメがあるではありませんか。それは「徳島ラーメン」です。
探すと徳島駅前にいくつか徳島ラーメン屋があります。その中でも、ド定番ですが「麺王 徳島駅前本店」にお邪魔しました。
徳島駅から徒歩2分ぐらいです。
お店のたたずまいは、いかにもラーメン屋という感じです。この「麺王」は徳島では人気店の一つであり、県外にも多くの店舗を進出させており、日本国外にも店舗がある有名店です。
やってきました。
私が頼んだのは「麺王スペシャル」という豚バラ、チャーシュー、のり、たまごなど、一般的に全部のせといわれるやつだと思います。980円だったと思います。
徳島ラーメンは茶系、白系、黄系の3タイプに分けられるスープに甘辛く煮込んだ豚バラ肉が入っております。麺王は、濃厚な醤油とんこつのスープで、王道の茶系ラーメンです。生卵を入れるのも徳島ラーメンでは主流です。
食べてみると、疲れた体に甘辛い濃厚なスープが染みます。そしてこの濃厚なスープは間違いなく白ご飯と合うので、誘惑に負け、追加でたのんでしまいました。レンゲに白ご飯を乗せ、それをスープと絡ませ口の中へ運ぶと、なんと素晴らしいことでしょう。最高の気分になれます。
新型車両の特急「うずしお」で高松へ
翌日、昨日の夜遅くに食べたラーメンをお腹の中に残しながら、出発日当日の朝を迎えました。
今日は、ここ徳島駅を出発し、香川県の高松、愛媛県の松山・宇和島、高知県四万十町の窪川を経由して、高知県の高知駅まで向かいたいと思います。地図でみるとこんなルートです。
ほぼ移動で終わる一日ですが、途中は瀬戸内海や四万十川を望むことができるので楽しみです。
本当は、途中、窪川から土佐くろしお鉄道に乗って四万十市の中村駅まで行って、四万十で泊まろうと考えていたのですが、ホテルが満室だったので断念し、高知で宿泊することにました。
徳島駅改札です。朝6:59発の特急「うずしお」で高松まで向かいます。高松には8:13の到着です。
改札は自動改札ではありませんので、係員にきっぷを見せて印をしてもらいます。
また徳島は全国で唯一電車が走っていない都道府県なので、列車はすべてディーゼルエンジンで動いており、地元では汽車と呼ばれております。
汽車が入線してきました。こちらが特急「うずしお」です。
徳島~高松間を1時間に1本運転しており、互いの県庁所在地を1時間で結びます。
そしてこの特急には昨年の9月から「2700系」という新型車両が導入されております。
サービス面では、従来の「N2000系」車両と比べて、座席がグレードアップされていることで快適性が向上しており、さらに全席(自由席指定席問わず)にコンセントが設置されております。また、車両にはWi-Fiが設置されておりますので、誰でも無料で利用することが可能です。新幹線でも現在はまだ壁側にしかコンセントがない車両が主流となっておりますので、特急に全席に配備とはすばらしいサービスです。
車内に入りました。徳島が誇る藍染と同じ色のシートが並びます。
座席はこんな感じです。座席のリクライニングを倒すと、お尻の部分も前にずれてくれる仕組みで、ひじ掛けにはコンセントがあります。また、テーブルはドリンクホルダーと別になっているので、作業スペースを広くとることができます。
30分もすると香川県に入り、遠目に瀬戸内海が見えてきました。
そして、8時13分定刻通り、高松駅に到着いたしました。徳島駅とはかわって、かわいらしいたたずまいです。
次は8時45分の「特急いしづち」で松山まで向かいますが、乗り換え時間の約30分で朝食を食べようと思います。
朝食はご想像通り、「さぬきうどん」にしようと思います。
定番名物②「さぬきうどん」めりけんや高松駅前店
高松駅前にはさぬきうどん屋が何件かありますが、たぶん一番近いのではと思われる「めりけんや 高松駅前店」にしました。
こちらも駅から徒歩2分ぐらいです。
駅を出て周りを見渡すと、あるじゃないですか。乗り換え時間は30分。迷うことなく一直線に歩いていきました。
香川のうどんやの朝は早く、こちらの店舗は朝7時から開いております。近くには朝5時から開いているうどん屋もありました。
値段は、かけうどん小(1玉)が210円です。香川のサラリーマンはランチが安く済みますね。
私が注文したのは、ぶっかけうどん(小1玉)350円と、とり天190円です。
まずとり天を食べると、とり天の衣のサクッとした感触のあとにジューシーな鶏肉の油が口の中に広がります。その後にぶっかけうどんをすすると、レモン汁と生姜が効いたさっぱりとした汁が絡むコシのある麺が、油を一緒にのどの奥へ流し込んでくれます。なので朝から天ぷらを食べてもそれほど重く感じませんでした。おいしかったです。
食べ終わっても、出発までまだ15分もありました。うどんはすぐに出てきて、すぐに食べられるので、時間がないこの行程にベストな選択でした。
他にも、「めりけんや」さんはオリーブの葉を練りこんだ「オリーブうどん」が、お土産うどんのヒット商品にもなっておりますので、香川に足を運んだ際はぜひ買ってみてください。駅のキヨスクでも売ってました。
高松駅に戻ってきました。次は特急「いしづち」で松山方面に向かいたいと思います!
つづく、、、
2020年9月にオープン!アコー系の新ホテル「メルキュール京都ステーション」に宿泊!
こんにちは!休日旅行です!
先日、阪急電鉄の観光特急「京とれいん雅楽」に乗って京都へ行った記事を書きましたが、その続きになります。
今回、京都を訪れた理由は、昨年9月(当時は1か月前)にオープンしたばかりのアコー系ホテル「メルキュール京都テーション」に宿泊するためです。ホテル予約サイトのセール中に予約したため、1泊2名スーペリアルームで4,413円で泊まることができました。
ホテル概要
ホテルの名前の一部にも使われている「メルキュール」とは、アコーホテルズが展開する中級ブランドの一つです。その土地と文化をコンセプトにしているブランドであるため、ホテルのデザインなどにはその土地の特徴と文化がユニークに反映されております。
「メルキュール京都ステーション」は、昨年2020年9月にオープンしたばかりで、関西ではメルキュールブランドとしては初出店です。地上10階、地下1階建てで、全225室の客室とイタリアンレストラン、フリーラウンジからなる中規模のホテルです。
アクセスはJR京都駅より徒歩約8分で、周りには京都タワーや、西本願寺、東寺など歴史的な建物があり、京都を散策するには悪くない立地かと思います。
ホテルのコンセプトは、「平安京、貴族の遊び」です。なので、扇、手毬、百人一首といったものがホテルの随所に表現されています。
外観・ロビー
ホテル前に到着しました。JR京都駅からは、徒歩で歩ける距離にありますが、キャリーバッグを引いていると少ししんどいかもしれません。
外観はできたばかりなので奇麗で、京都らしく落ち着いております。
それでは中に入りましょう!
中に入れば、外観とは一変。
目の前には胡蝶蘭が奇麗に並んでおりますが、それよりも、その奥にある煌びやかな壁の印象が強すぎて、そっちに気が行ってしまい、一体あれはなんだと不思議に思います。
近くでみると、吹きガラスが壁一面に輝いています。これはすごいですね。
こちらは手毬をイメージしているとのことです。
吹きガラスに魅了されながら、すぐ横にあるフロントにチェックインをしにいこうと思いますが、まずはロビーから紹介します。
ロビーはこんな感じで超オシャレです。カウンターの上にある皿には折り紙でできた蹴鞠がおかれており、奥の棚にはダルマなどの置物が並べられております。
続いてフロントです。
チェックインカウンターの奥にあるドーム型の白いアートと、それがバラバラになって天井に並べられた白いアートは和紙でできております。また、椅子の柄やデザインにも和をとりいれられており、いずれも現代風にアレンジされております。
このようにホテルのコンセプトである「平安京、貴族の遊び」の要素をを各所で感じることができます。
客室
チェックインを終わらせ部屋に向かいます。チェックイン時には、1階のレストランで使えるウェルカムドリンク券をいただきました。また、朝食がついていないプランだったので申し込みました。朝食代は、確か@2,000円でした。スタッフもとても親切で丁寧な対応でした。
早速、エレベーターに乗り部屋へ向かいます。オープンしたてなのでとても奇麗です。
ホテルは2階から10階が客室、1階がフロントとレストラン、B1階がフリーラウンジです。
シックな雰囲気の廊下を歩いて、部屋に到着しました。扇子がかわいらしいですね。
客室はコンパクトながらも、平安時代のコンセプトが散りばめられた和モダンな空間となっております。
外の景色は街中にあるのでこんな感じです。すぐ隣にビルがないので圧迫感はありません。
窓際には見慣れない形のソファがおかれております。
部屋の中でも、こちらのテレビ周りは、まるで雲隠れをしている満月をみているようなデザインでとても趣があります。
ベッドの横のナイトテーブルは茶道具入れのような見た目で、引き出しの中に調光器やコンセントがあるようなデザインのものは初めて見ます。
こちらミニバーとハンガーラックです。扉を開けるとデロンギのケトルがライトで堂々と照らされ、まるで博物館の展示品のようです。
引き出しの中は、フリーのコーヒーとお茶、食器が準備されております。
浴衣も準備されております(大浴場はありません)。
次は、水回りです。洗面所はコンパクトです。
アメニティは一般的なものが使用されおり、特別感を感じるものではありません。
ドライヤーはコイズミのモンスターというパワフルなものです。
これらは普段は扉の中にすっきりと収納されております。
シャワールームはこんな感じです。
以上、部屋はこんな感じで、全体的にコンパクトですが、インテリア一つ一つにこだわっており、あまり日常で見かけないデザインなので、非日常感を味わえます。
イタリアンレストラン「Trattoria M Kyoto」
さて、夕食の時間になりましたが、外には食べに行かず、せっかくなのでホテルのレストランで食べようと思います(ウェルカムドリンク券ももらったので)。
レストランは1階に1か所のみイタリアンレストランがあります。
レストランの名前は「Trattoria M Kyoto」。トラットリアとはイタリア語で気軽なという意味だそうです。
料理は、ピザ窯で焼いたピザやパスタを始め、地元の食材をふんだんに使ったイタリアンを京風にアレンジした料理などが提供されています。ドリンクも京都のワインや地ビールなどが準備されております。
店内は上の写真のとおり超絶洒落ておりますが、値段は店名にならってか、ホテルの割にはそこまで高くはありませんでした。
ピザが安価なもので900円、パスタが安価なもので1,300円、ビールが600円です。
営業時間は通常、昼食:11:30~14:00 夕食:17:30~22:00です。
レストランとしての利用以外に、バーとしての利用も可能です。
着席しました。店内はこれでもかと思わせるぐらいのこだわりのインテリアで装飾されており、その雰囲気の良さからか、カップルが多く、1人できているのは私のみです。
周りはこんな感じです。壁の巻絵や椅子などに平安テイストが取り入れられています。
料理は、ウェルカムドリンク券を使って「生ビール」と「寺田農園PIZZA(1,100円)」を注文しました。
来ましたー!
少し飲んでおりますがビールはハートランドで、お通しはアーモンドをパンプキンソース(多分)につけて食べるものです。
寺田農園PIZZAはトマトソースの上に、釜揚げしらすとバジルなどのハーブ類がたくさんのっております。
このピザは名前のとおり、寺田農園という奈良にあるハーブ畑で水耕栽培されたハーブを使用されています。
野菜がたっぷりのっているので、重く感じずとてもおいしかったです。家でもしらすとハーブをのせてみたいと思いました。
ラウンジ
夕食を食べた後は、ラウンジにいってみました。
ロビーにある吹きガラスの壁の前にある階段を下りたB1階にあります。
ただラウンジといっても、フリードリンクがあったり、限られた客しか利用できないラウンジとは違い、ドリンクもなく宿泊客なら誰でも利用できる、フリースペースのような空間です。
ラウンジは「雅楽」という日本の古典音楽をコンセプトにデザインされております。
棚に小鼓やでんでん太鼓がおかれております。かっこいいですね。
グループで談笑できる広いスペースもあります。
私は使いませんでしたが、部屋が分かれているグループなどはここで集まって話したりするのでしょうか。
朝食
翌朝、朝食を食べにいきました。朝食会場は昨日夕食を食べたイタリアンレストランです。内容は洋風か和風か選べ、私は洋風を選びました。
大きなソーセージやハッシュドポテトなどが熱い鉄板の上にのせられているボリュームのある朝食です。カリカリのベーコンがおいしそう。一通りこれだけのものはスタッフが机まで持ってきてくれます。
まだ食べたい人は、パン、スープ、ヨーグルト、ドリンクなどがセルフサービスでカウンターに置かれておりますので、自分で取りに行きます。
パンは、クロワッサン、チョコクロワッサン、トーストの3種類があります。
スープは和食用に味噌汁、洋食用にミネストローネがあります。
ヨーグルトもあります。奥のドライフルーツは種類が多く選ぶのが楽しそうです。
食後のコーヒーはこちらから。
優雅な朝食でした。お腹いっぱいで幸せな気分になります。
朝食を食べた後はチェックアウトして、運動がてら散策して帰りました。
以上、2020年9月にオープンしたばかりの「メルキュール京都ステーション」でした!緊急事態宣言解除後、京都に旅行をする際、オシャレでカジュアルなホテルに泊まりたい方にはおすすめです!
~乗車したときから京都気分~阪急電鉄の「京とれいん雅楽」に乗って京都へ
皆様、あけましておめでとうございます。昨年は、春に初めてブログを始め、わからないことだらけのまま執筆しておりましたが、おかげ様で続けることができております。ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
本年1発目の記事ですが、内容は昨年の10月に京都のホテルに泊まりにいく際に、阪急電鉄の観光特急「京とれいん雅楽」に乗った記事です。
それではどうぞ!
始まりは阪急大阪梅田駅です。えんじ色の列車だらけのホームに、私が乗る予定の「京とれいん雅楽」を探します。
たしか13:32分発でしたが...
ありました!発車時刻表をみると、一番下に13:32発、快速特急京都河原町行の表示があります。
3号線からの発車ですが、まだ、列車は来ていないみたいなので、その辺で待ちます。
きましたー!普段見るえんじ色のこれぞ阪急という列車に特別に金色の帯がかかっております。
京とれいん雅楽とは
京とれいん雅楽とは、阪急京都線「大阪梅田~京都河原町間」を運転する観光特急です。
全6両編成の列車は、コンセプトである「ご乗車された時から京都気分」を味わえるように内装や外装が、和モダンな京都風にデザインされており、さらに各号車で四季を感じられるように、全ての車両で異なるデザインが施されております。
専属アテンダントはいないので車内販売、食事提供のサービスはなく、さらに全席自由席なので、前もって座席や食事の予約をする必要もありません。乗車券を買うだけで乗ることができるので、手軽に、いつもどおりの電車に乗る感覚で観光列車に乗車できます。
大阪梅田から京都河原町までは400円です。
こちらの時刻表を見ると、「京とれいん雅楽」の他にも、「京とれいん」という観光特急があります。
名前がよく似ておりますが別物で、「京とれいん」は「京とれいん雅楽」が運転開始する前から京都線で運転をしている列車です。なので現在阪急京都線には2つの観光特急が運転しております。
時刻表をみると、運転日は土日祝に1時間に1本、交互に運転しております。大阪梅田駅から京都河原町駅までは片道約45分の旅です。
実際に乗車
こちらは1号車です。
列車の側面には紅葉が描かれた大きな扇子が落ち着いた京都らしい色合いでデザインされており、いつもの列車とは違う特別感を感じさせてくれます。
ドアが開いたので、早速中へ入ります。
中にはのれんがかけられており、まるで京都のお店のなかに入っていく感覚です。
1号車の車内の季節は秋。畳を使った紅葉柄の和風のボックスシートが並びます。
座席は、一般的な座席よりも広くつくられており、ゆったりと快適に旅行することができます。家族やグループで利用しやすい座席配置です。
次に2号車を見に行きました。
2号車の季節は冬。この車両はロングシートだけの配置となっております。一人でも座りやすく、地元の方が普段使いする際も利用しやすい配置です。
また、竹をいたるところで使用されており、車両中央部には中庭?をあしらった演出があります。列車の中で見るととても非日常を感じます。
次に3号車です。
3号車は座席に桜が描れており、春を彩った車内となっております。
この車両は最も観光列車らしい座席配置となっており、片側は窓向きの座席がずらっと並び、特に観光気分を味わえる座席ではないかと思います。ゆっくり景色を見ながらお茶でも飲んでみたいものです。もう片側には一人席も用意されております。
この先の4号車は3号車と、5号車は2号車と、6号車は1号車と座席の配置が一緒になっておりますが、各車両違った季節で車内がデザインされているため、それぞれの車内で違う雰囲気を味わうことができます。
車内を見学していたら、よさげな席は埋まってしまったため、私は4号車の端にあるロングシートに腰掛けました。車内のディスプレイには京都の観光地の紹介がされておりました。
座って左側を向くと、まるで粋な小料理屋の入り口かと思わせるデザインの入り口があり、京都旅行感をさらに盛り上げてくれました。
前方映像配信サービス
最後に、車内でちょこっと楽しめるエンターテイメントとして、自分の携帯で今乗っている列車の前面展望がみられる、「前方映像サービス」があります。
京とれいん雅楽のみのサービスで、 このような前方の映像を自分の携帯でリアルタイムで見ることができます。
利用方法は、車内の専用Wi-fiに接続して、専用URLを検索するだけです。
暇つぶしにいいかもしれません。
そうこうしているうちにあっという間に京都河原町駅に到着しました。
以上、「京とれいん雅楽」の乗車記でした!
現在は緊急事態宣言の発出を受け、運休しておりますが、落ち着いて運転再開後、土日におでかけされる際は、時間を選んで、あえて観光列車で行ってみるのもいいかもしれません。いつもと違う感覚で移動が楽しくなります。
全室から松本の街並みと北アルプスが一望できる絶景宿、「翔峰」宿泊記
こんにちは!いよいよ今年も終わりが近づいてまいりましたね。昨年の年末に、青春18きっぷで関西から東京経由新潟へ行き、腰が爆発しそうになったのを思い出します。
今回は、夏に宿泊した旅館の記事になります。
7月下旬からGoToキャンペーンが始まり、久しぶりに山の景色を見に行こうと、車で信州へ行ってまいりました。
関西から1泊2日の行程でしたが、1日目はあいにくの雨で、楽しみにしていたビーナスロードのドライブはあきらめ、2日目に天気が良くなると信じて翌日に持ち越し、初日はそのまま旅館へ直行しました。
旅館の概要
宿泊した旅館は、長野県松本市内から車で20分程度でアクセスが可能な、美ヶ原温泉の「翔峰」という旅館です。
当旅館は、旅行業界専門の新聞社による、プロが選ぶ日本のホテル100選や、5つ星の宿にも選ばれており、総合的に高い評価をされております。
客室からは全室から松本市街地越しに北アルプスを望めます。露天風呂付の部屋があるのはもちろん、様々なタイプの部屋があります。
館内は、足湯、大浴場、展望風呂に加え3種類の貸切風呂を備え、各所で雰囲気の違う温泉を楽しむことができます。展望風呂や貸切風呂では雄大なアルプスの山々をみながら温泉に入ることができます。
また、外にはアルプスを望める絶景のテラスが用意されており、非日常のひと時を味わえます。
今回私が宿泊した部屋は、「西の館 和室アルプスビュースタンダード」という、露天風呂がついている訳でもない一般的な客室です。
宿泊料金は、夕朝食付きで、GoToキャンペーンを適用させて1人あたり約21,000円込でした。
ロビーからの絶景
15時、チェックイン開始時間に合わせてホテルに到着しました。
心配している雨は小雨になりました。明日は止んでくれることを願います。
入口を入ると、ロビーですが、窓越しにこの景色。思わず「おおーっ」と声がでます。
写真では雲がかかっておりますが、晴れの日はこれぞアルプスという山々の絶景が見えます。
曇ってますがいい景色ですねー。ロビーの大きな窓はまるで絵画の縁のようです。
新型コロナウイルスの感染対策もしっかりされており、ロビーではチェックイン時の行列を避けるため、待機のための椅子を一定間隔で設置されております。
お部屋
開放的なロビーなので、ここでゆっくりしたいものですが、チェックインを行い部屋へ向かいます。
このようにアルプス側に部屋が並んでおります。
部屋に入りました。部屋は一般的な和室です。入口には広い洗面台があります。
机の上には翔峰の名前が入ったお菓子がおかれていました。あったらうれしいですね。
部屋の窓からの景色です。
写真では写りきっておらず、かつ雲がかかっておりますが、市街地越しには左右見渡すかぎり巨大なアルプス山脈がそびえたつ景色が見えます。
普段家から見える山とはまた全然違った雰囲気で迫力があり、怖さも感じます。
さて、部屋でひと段落したので、早速大浴場へ向かいます。
ついた!と思いきやここはまだ大浴場へ繋がる廊下の入り口です。
大浴場は離れにありますので、渡り廊下を通っていきます。
廊下はギャラリーにもなっており、長さを感じさせません。
つきましたー。大浴場はかなり広くて、露天にはジャグジー風呂もありとてもいいお湯でした。風呂上りの一杯も最高です。
帰りにロビーの外のガーデンテラスへ行ってみました。
雨は止みましたが、さっきまで小雨が降っていたので誰もいません。
テラスからは、市街地を見下ろすように佇む翔峰のどっしりとした建物と松本の景色が見えます。
家にこんなテラスがあったら最高ですね。毎朝ここでコーヒーを飲んでみたいものです。
貸切風呂 モダンー飛翔の湯ー
さて、先ほど大浴場で温泉に入ったばかりですが、また温泉に入ります。
次は貸切風呂です。モダン、和風、露天の3種類があります。
チェックイン時にフロントで予約をしたのですが、3種類の貸切風呂中、どのお風呂も夜のいい時間帯は結構埋まっておりましたので、モダンで17:00~予約をしました。
料金は3,000円別で45分間です。営業時間は5:00~24:00の間です。
時間になるとスタッフが部屋まで浴場の鍵を持ってきてくれました。
タオルやアメニティは備え付けられているので、手ぶらで行っても大丈夫です。
私はモダンの展望貸切風呂を予約いたしました。その名は飛翔の湯。
中はとても奇麗で清潔感があります。
脱衣所は広く、モダンな椅子が2つ並べられ、風呂桶は大理石でできており高級感があります。脱衣所、浴場のどちらからもアルプスを展望できるつくりとなっております。
マッサージチェアまであり最高のひと時を過ごせました。
特に、露天風呂付客室を予約されない方は入られることをお勧めします。
夕食で信州を味わう
15時にホテルに入りましたが、風呂のはしごをしたので、あっという間に夕食の時間が来ました。
夕食は「旬采ダイニング信州」というオシャレで雰囲気のいい食事会場があるのですが、今は、宴会場にも一定間隔でテーブルを設置して離れの会場を用意し、密をさけた対策を行っておりました。
私は宴会場での食事でした。おそらくグレードの高い部屋は「旬采ダイニング信州」に案内されるシステムかと思われます。
メニューはこんな感じで、信州の食材を使用した懐石料理です。
信州高原野菜と穴子の蒸しや信州和牛のしゃぶしゃぶ、鉄板焼きなど、とても豪華です。楽しみです。
ドリンクメニューはこんな感じです。
まず、一通り食べてお腹の準備が整ったところで、信州和牛のしゃぶしゃぶが参ります。
そして中盤!信州和牛と他の産地の和牛の食べ比べです。信州と鹿児島と山形です。
和牛の食べ比べなど初めてしましたが、意識して食べると確かに脂ののりかたや味の違いを感じました。
最後は桃のデザートで締めました。どれもとてもおいしくて、もう一度同じメニューで食べてみたいです。
スタッフも丁寧に料理の説明をしていただき、とても親切でした。
夕食を食べ終わり20時過ぎ、ガーデンテラスにきてみました。ここは夜でも利用することができます。
外は真っ暗になっており、夜は松本の夜景を楽しむことができました。
早朝展望風呂
翌日、朝食の前に展望風呂「美しの湯」に入ります。こちらは2年前にできたばかりの温泉です。
男女入れ替え制となっており、私が泊まった日は、夜が女性、朝が男性となっておりました。
入り口を入るとまず休憩所がありますが、和モダンで高級感があり、入る前からこれはいい風呂だと予想ができます。
風呂の中で撮った写真ではありませんが、浴槽につかりながらこんなイメージで景色をみることができます。
露天風呂は窓がないので、窓の曇りや汚れを気にすることなく、直接アルプスをみながら風呂に入れます。なのでついつい長風呂してしまいます。
この日は、昨日よりも若干雲が高くなっており、一部山の頂上まで望むことができました。
美しの湯はこの旅館ならではの絶好のロケーションの温泉ですので、一度は入っておくことをおすすめします。
朝食
朝風呂を終えたことろで、朝食を食べにいきます。
会場は夕食と同じく、宴会場です。
まず1つ目のプレートが運ばれてきました。長野の山の幸を使った朝食です。
次に2つ目のプレートが運ばれてきました。
焼き鮭や蒸しハモなど温かいものが中心のプレートです。
朝からお腹いっぱいおいしいものを食べ、幸せな気分になります。
朝食を食べ終わった後は、散歩をしながら部屋に戻りました。
こちらは足湯です。私が宿泊している間は雨で利用中止になっており、一度も使えなかったのが残念でした。
それでは、チェックアウトを終わらせ出発します。
入口では女将が温かく声をかけてくれ、見送ってくださいました。
以上、信州松本の宿「翔峰」の宿泊記でした。さすが5つ星の宿、食事もおいしくサービスや接客も素晴らしいです。
いつか信州に行かれる際は、参考にしていただければ幸いです。
ありがとうございました!
2020年10月に徳島線にデビュー!「藍よしのがわトロッコ」に乗りながら駅弁を食す。
2020年10月、徳島県の徳島駅から阿波池田駅間で「藍よしのがわトロッコ」がデビューしたので乗ってみました。
運転区間
「徳島駅」から、県西部の中心地である三好市の「阿波池田駅」間で運転しております。
主に「徳島線」と呼ばれる吉野川に沿って敷かれている線路を走行し、特に、穴吹駅から以西は吉野川に近いところを走行するので、讃岐山脈をバックに目の前を流れる吉野川の景色を楽しむことができます。
他にも徳島線には、合格祈願きっぷ(学駅の入場券)で有名な学駅や、半田そうめんの故郷、阿波半田駅があります。また、吉野川の支流であり日本一の清流でもある「穴吹川」にかかる鉄橋を渡るので、澄み通った川を鉄橋から見下ろすことができます。
運転日
運転日は、土日祝を中心に1日2便を運転しております。
※今年は12月20日まで。来年は3月からの運転です。
・下り便(さとめぐみの風)
徳島10:34発→石井10:54発→(トロッコ乗車)
→穴吹11:45着→阿波加茂12:38着→阿波池田13:00着
・上り便(かちどきの風)
阿波池田14:39発→(トロッコ乗車)→阿波加茂15:00発→穴吹15:57発
→石井16:47着→徳島17:06着
きっぷ購入箇所
きっぷは、全国のJRのみどりの窓口や旅行代理店で購入することができます。JR四国の観光列車は、どれも人気で、席がとりずらいのですがとれてよかったです。
乗車券と530円の座席指定券で乗ることができます。
列車は、一般車両とトロッコ車両の2両編成となっており、徳島~石井間は一般車両に乗車し、石井~阿波池田間はトロッコ車両にも乗車できる仕組みです。
とてもおいしいトロッコ限定駅弁
このトロッコに乗る際の大きな楽しみの一つとして、車内限定で食べることができる駅弁があります。
その駅弁の名はトロッコの運転開始に合わせて登場した「阿波尾鶏トロッコ駅弁」です。
事前予約制となっておりますので、席がとれたら自分で電話にて弁当を作っている栗尾商店さんに予約しましょう(乗車4日前まで)。電話番号は下記URLでご確認を。予約をしていれば、当日車内で受け取って食べることができます。
この駅弁は、見た目は田舎の弁当のような感じですが、本当においしいので予約することをお勧めします。ただ、徳島発の下り(さとめぐみの風)便でしか食べることができませんので、十分にご注意ください!
また、余談ですが、この駅弁が登場するまでは、徳島県は日本で唯一駅弁がない都道府県だったらしいです。
実際に乗ってみた
始まりはJR徳島駅です。徳島県は日本で唯一電車が走っていない都道府県で知られています。地元の人は汽車と呼んでおり、汽車はディーゼルエンジンで走っているためホームも特有の香りがいたします。
さて、トロッコの出発は10:34です。現在2番のりばに停車している特急うずしお10号が出発した後、すぐに続いて入線してきました。
列車は2両編成となっており、トロッコの隣には、徳島線の特急でも使用されているキハ185という窓のある一般的な特急用車両が連結されています。
外観は、徳島が誇る伝統の「藍染」をモチーフにしており、写真ではわかりづらいですが、うすい色から深い藍へ染まっていくグラデーションを見事に表現しております。
トロッコ車両の側面にはローマ字で列車名が。よく見ると、その左横には阿波踊りのデザインが施されております。
下に描かれている3色の線は、吉野川の流れ、豊かで穏やかな阿波の風土を表現しているそうです。
一般車両側はこんな感じです。水玉模様は、藍の絞り染めをモチーフにしています。
ホームでは徳島市のキャラクター「トクシィ」がお出迎えをしてくれました。阿波踊りの踊り子の衣装を着て、大きな目とかわいらしい動きで我々に徳島市をPRしてくれました。
市の方から観光パンフレットを受け取り、車内に入ります。
窓付き車両でゆっくりと
徳島駅から石井駅まではトロッコの車両には乗れないので、まずは、一緒に連結されている一般車両に乗車いたします。席はトロッコの座席と同じ番号の座席に座ります。
出発時には、駅のスタッフの皆様も加わり温かくお見送りをしていただき、とても気持ちの良い出発となりました。
車内はこんな感じで、窓があり、座席があり、網棚がある一般的なつくりです。石井駅につくまでの20分はこちら側で過ごします。
座席には1席に1つipadが用意されており、徳島のPR動画を楽しむことができます。
動画を見ていると、あっという間に石井駅に到着しました。
スタッフからトロッコ車両に移れますとの案内があり、乗客が一斉にトロッコ車両へ移ります。もし、トロッコ車両に飽きたり寒かったりすれば、一般車両で過ごすこともできます。
トロッコ車両へ移る際、列車の連結部分には藍染ののれんがかかっており、徳島らしい演出がされておりました。そして全然気づかなかったのですが、後ろを振り向くと、一般車両の席の一番前には
「かかし」が乗車されておりました。
私も過去に行ったことがありますが、徳島県の三好市の山奥には、人間そっくりのかかしが、集落のあちこちに、まるで生活をしたり働いたりしているようにおかれている、「かかしの里」といわれるスポットがあります。
そのかかし数は100体以上にのぼり、集落の人口よりも多いそうです。おそらくそこから来られたのでしょう。
いよいよトロッコ車両へ
トロッコ車両に移りました。窓はなく開放的で、直接風を感じることができます。
座席は4人でテーブルを囲う配置になっております。
観光ガイドのスタッフも一緒に乗車されているみたいで、着席すると、この列車に乗る人のためだけに作られたと思われる、徳島線沿線の紹介パンフレットや記念スタンプの用紙をもらいました。
トロッコは石井駅を出発しゆっくりと走り始めました。季節は秋ですが、風が直接吹き込むので正直肌寒いです。そんなときはブランケットを借りることができます。
出発すると早速、車内販売が始まりました。
メニューには徳島県の地酒、徳島県では超有名なフィッシュカツや竹ちくわ、ぶどう饅頭などがありました。阿波のお茶もホットで提供されておりましたので、寒い日にはいいかと思います。
私は、徳島といえばすだちかと思いましたので、竹ちくわにかぶりつきながら、すだちサイダーをいただきました。おいしかったです。
また、この辺から観光ガイドのスタッフも本気を出し始めます。阿波池田につくまでの間、沿線を案内してくれてますので、飽きることなく楽しめます。
観光ガイドを聞きながら、トロッコはしばらくの間、田園風景の中を走ります。
徳島駅を出発して1時間ほどするといよいよ吉野川の真横をトロッコが走るようになります。
いい景色ですねー。
吉野川は全長が194kmで四国で2番目に長い川で、筑後川、利根川と並んで日本三大暴れ川の一つでもあります。(四国で1番長い川は高知県を流れる四万十川です)
そして、穴吹駅に着く直前、吉野川の支流であり、日本一の清流「穴吹川」にかかる鉄橋を通過します。
鉄橋から川を見下ろすと、エメラルドグリーンに澄んだ川底が見えました。写真のとおり、水質はめちゃくちゃきれいです。
鉄橋を渡るとすぐに、穴吹駅に着きました。この駅ではホームに降りることができます。
ここでは美馬市のスタッフと観光協会のゆるキャラ「うだつまる」にお出迎えいただきました。
トロッコに乗っていると感じるのですが、トロッコが通ると沿線の方が手を振ってくださったり、地元の温かなおもてなしが素晴らしいです。
穴吹駅を出発すると、予約をしていた弁当が配られました。
前にも紹介しましたが、その名は「阿波尾鶏トロッコ駅弁」。
青い吉野川のパッケージの中に、徳島の鶏、「阿波尾鶏」が入った2色そぼろ弁当となっております。
こちらは、徳島線沿線に会社を構え、鳴門金時を使ったお菓子「鳴門うず芋」で有名な栗尾商店さんがつくられております。特に、丸い容器に入っているソースに鶏をつけて食べると最高でした。
弁当を食べ終わり、終点の阿波池田駅につく直前で、列車は徳島線で一番の景勝地、「美濃田の淵」を横目に走行します。様々な奇岩がせり出しており、吉野川の上流に近づいてきている雰囲気を感じます。
約2時間30分のトロッコ列車の乗車でしたが、車内で地元の観光スタッフが終始観光案内をしていただいていたことや、途中穴吹駅、貞光駅でホームに降りて気分転換や、地元からおもてなしをしていただくことで、飽きることのない列車旅をすることができました。また機会があれば乗ってみてください!以上、トロッコ列車の旅でした!ありがとうございました。
四国の特急2日間乗り放題+宿泊付で実質3,140円!JR四国の旅行商品「まるごと鉄道旅」!
こんにちは!最近、四国を列車で一周しようと思い、いろいろと割引きっぷや旅行商品を調べておりました。それで、これは安い!と思った商品を発見したので、紹介します。
JR四国の旅行商品「まるごと鉄道たび」とは
その商品とは、JR四国が発売している「まるごと鉄道たび」という旅行商品です。この商品は、JR四国と土佐くろしお鉄道が2日間乗り放題のフリー切符(特急列車自由席利用可)と宿泊(1泊)がセットになっております。追加料金「3,000円」でフリー切符の有効期間を3日間に変更することも可能です。
価格を訴求した商品にはよく、「2名以上から利用可能」と、制限のある商品がありますが、この商品の最低利用人数は、選ぶ宿泊施設によって変わり、旅館は2人以上からの設定が多いですが、ビジネスホテルは1人からの設定があり、設定があるホテルであれば1人からでも購入できます。
私は今回、土曜日に1人で「高知パレスホテル(朝食付)」に宿泊するプランを選びました(フリー切符もついてます)。パンフレットの表示金額が15,600円のところ、gotoキャンペーンが適用され「5,460円」引きで、さらに今、高知県の宿泊施設を選ぶと、県が独自で実施している「高知観光リカバリーキャンペーン」の割引があり「5,000円」引き、さらにさらに、「2,000円」のGoToの地域共通クーポンをもらうことができ、実質「3,140円」で、四国内2日間のフリー切符とホテルを予約することができました。平日利用やもっと安いホテルを選択すると、それ以下の価格で予約することも可能です。これは、安いですね。
なお、高知県観光リカバリーキャンペーンはGoToと同じで予算に達し次第終了なので、早めの利用をおすすめします。
発売箇所など詳細
発売期間:2021年3月31日までの出発
※高知県観光リカバリーキャンペーンは2月28日までの宿泊が対象なので注意
発売個所:JR四国ツアー(Web)、ワープ支店、駅ワーププラザ
発売個所は、店舗ではJR四国の直営の旅行代理店であるワープで主に発売しておりますが、店舗は四国内が主で、四国外には大阪駅の近くにある、ワープ梅田支店しかありません。なので、四国外在住者はJR四国ツアーというサイトで、ネットでの購入が便利だと思います。
この商品を利用すれば、今ならとっても安く四国を周遊することができます。たまには列車旅はいかがでしょうか。駅から徒歩で行ける四国の観光地は、昔記事にしたことがあるので、よければ下記をご参考にください。ありがとうございました。
大阪から徳島まで2,200円!格安きっぷ「とくしま好きっぷ」で電車とフェリーの旅
こんにちは!寒くなってきましたね。最近、列車で四国を一周しようと思い、いかにして徳島へ安くアクセスできるかを考えておりました。
大阪から徳島へのアクセスはバスがメジャーだが...
大阪から徳島へ公共交通機関を使ってアクセスしようとなると、航空機の路線はありませんし、JRでは瀬戸大橋経由になり遠回りです。なので、高速バスで淡路島を経由していくルートが早くて一般的です。そのため、徳島~大阪便は様々なバス会社が運行しており、本数もなかなかの数があります。私が知っている中では、価格面では海部観光が運行するマイエクスプレスが2,700円で最安値だと思われますが、高速バスを使わずして、さらに安くアクセスする方法があります。おそらくこれが最安値ではないかと思われます。
それは、南海電鉄と南海フェリーが発売している、割引きっぷ「とくしま好きっぷ」です。このきっぷは、南海電鉄の「南海なんば駅から和歌山港駅までの乗車券」と南海フェリーの「和歌山港から徳島港までの乗船券」がセットになっている割引きっぷで、「2,200円」で発売されています。このきっぷには含まれていない、徳島港から徳島駅までの路線バスも運賃210円を含めても2,410円でなんば駅から徳島駅までアクセスができます。
ルートは上のマップのとおりです。このルートで無割引のきっぷを購入すると、南海電鉄区間が930円と南海フェリー区間が2,200円の計3,130円かかりますので、このきっぷを購入すると、実質南海フェリーの運賃だけで難波までアクセスすることができます。
和歌山港発の便数は現時点で1日8便。所要時間は、電車区間が特急を利用して約1時間、フェリー区間が約2時間、乗り換え時間を含めると、3時間半程度で速達性はバスに劣ります。乗り換えは、和歌山港駅からフェリーの乗船口までは直結で、屋外に出ることなく、徒歩3分程度歩けば到着します。また、フェリーの出航時間に合わせて、特急サザンをはじめ列車が運転しており、(深夜、早朝便は除く)和歌山港で長時間待たされることがなく、便利です。
「とくしま好きっぷ」は当日購入OK
割引きっぷは安い代わりに、購入期限などデメリットが存在しますが、「とくしま好きっぷ」は当日購入が可能なので、購入後予定が変わり、旅行に行けずにキャンセル料を支払うといったリスクを避けることができます。また、通年発売に加え、利用できない期間もないという大サービスです。さらに、別途購入で、特急サザン座席指定券(520円)を併用することもでき、とても使い勝手の良いきっぷです。
購入は南海電鉄の券売機や係員のきっぷうりば等で購入することができます。
南海なんば駅できっぷを買って出発!
ここからは、私の旅行記になります。
南海なんば駅から出発します。街路樹にイルミネーションの装飾がされ、大阪の街も冬の景色に近づいてまいりました。さて、まず「とくしま好きっぷ」を買いに券売機へ向かいます。
きっぷの買い方はとても簡単です。こちら券売機のホーム画面ですが、右側の黄色く囲っている部分「その他のきっぷを買う」を押せば、
画面下部、水色の「とくしま好きっぷ」のボタンが現れました。このボタンを押して現金を入れるだけで購入できます。ただ、券売機ではクレジットカードが使えませんので、クレジットカードでの購入の方は有人のきっぷ売り場を利用しましょう。
きっぷは案内文が記載された長めの総括券が1枚、なんばから和歌山港までの乗車券が1枚、和歌山港から徳島港までの乗船券が1枚の計3枚が発券されます。長い総括券は実際に使うことはありませんが、払い戻しを行う際に必要になるので注意です。ちなみに、私はこのきっぷに別途、特急サザンの座席指定券を購入しました。
さあ、きっぷも手に入ったので、改めて出発です!
南海特急サザンで和歌山港へ
南海なんば駅改札です。右下17:40発の特急サザンに乗って和歌山港まで約1時間の列車旅です。
列車は自由席車両と指定席車両に分かれており、自由席車両は乗車券だけで乗車することができ、車内は一般的なロングシートです。
1~4号車は指定席車両となっております。乗車券の他に、座席指定券が必要です。
座席はとってもシンプルです。リクライニングは可能で、ドリンクホルダーが用意されております。パソコンや飲食用のテーブルやコンセントは設置されておりません。
18:45、終点和歌山港駅に到着しました。
南海フェリーで徳島港へ船旅
私が利用した便では、フェリーとの乗り換え時間は30分あります。ちらほらと下車された乗客は、ほとんどがフェリーとの乗り換え客でした。ここからフェリー乗り場までは、屋根伝いに直結しており、簡単にアクセスすることができます。
1か所のみの改札を出ると、フェリーへの乗り換え看板があります。看板が指し示す通り、右に歩くとあとは一本道です。
右に歩くと、殺風景な長い廊下があり、その先がフェリー乗り場です。
フェリー乗り場に到着しました。改札からここまでは、徒歩3分ぐらいでした。フェリーは19:15の出航で約2時間の乗船時間です。15分前ぐらいになるとフェリーの中に入れます。
南海フェリーは、「かつらぎ」、「あい」という2船で、現在、和歌山港~徳島港間を1日16便運航しております。今回私が乗船するフェリーは「かつらぎ」です。
船内は、フェリー定番のじゅうたん席がいくつかあります。横になって寝れるのがいいですよね。
そして、ほかにも椅子席が設置されています。リクライニング可能です。私はじゅうたん席は苦手なので、船ではいつも椅子に座っております。
さらに、テーブル席も設置されており、グループでの団らんや食事をするのに便利かと思います。
奥にはコンセント付きのビジネス席も設けられております。
他には、売店があります。おつまみやお菓子、四国のお土産、南海フェリーグッズなどが販売されております。弁当はたぶん売ってなかったと思います。
お腹がすいたら、自動販売機のカップラーメンを買って食べましょう。写真に写る、女性のキャラクターは何かと思って調べてみたら、南海フェリーのPRキャラクターのようです。高野きららと阿波野まいの2人がおられ、この方は高野きららだそうです。
デッキは各階にあります。日中の便は展望デッキに上がることもできます。外の風にあたりながら紀伊水道の景色を見ると気持ちがよさそうです。
船内を散策して、このブログを書いていると、あっという間に徳島港へ到着しました。
路線バスで徳島駅へ
フェリーのりばの出口をでると、すぐ目の前に徳島駅行きの路線バスが待機しております。徳島駅まで歩くと50分ぐらいかかりますので、バスに乗って駅まで向かいました。運賃は210円です。
乗ってきたフェリーが遠目に見えました。
バスに乗ること15分、JR徳島駅へ到着しました。駅舎はホテルとショッピングセンターが一緒になっており、駅舎の規模としては四国最大です。
以上、大阪から徳島へは「とくしま好きっぷ」が安いよ、という紹介でした。高速バスと比べて、時間は比較的かかりますので、時間にゆとりがあり、旅情を味わいながら安く移動をしたいという方には、おすすめです!