~乗車したときから京都気分~阪急電鉄の「京とれいん雅楽」に乗って京都へ
皆様、あけましておめでとうございます。昨年は、春に初めてブログを始め、わからないことだらけのまま執筆しておりましたが、おかげ様で続けることができております。ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
本年1発目の記事ですが、内容は昨年の10月に京都のホテルに泊まりにいく際に、阪急電鉄の観光特急「京とれいん雅楽」に乗った記事です。
それではどうぞ!
始まりは阪急大阪梅田駅です。えんじ色の列車だらけのホームに、私が乗る予定の「京とれいん雅楽」を探します。
たしか13:32分発でしたが...
ありました!発車時刻表をみると、一番下に13:32発、快速特急京都河原町行の表示があります。
3号線からの発車ですが、まだ、列車は来ていないみたいなので、その辺で待ちます。
きましたー!普段見るえんじ色のこれぞ阪急という列車に特別に金色の帯がかかっております。
京とれいん雅楽とは
京とれいん雅楽とは、阪急京都線「大阪梅田~京都河原町間」を運転する観光特急です。
全6両編成の列車は、コンセプトである「ご乗車された時から京都気分」を味わえるように内装や外装が、和モダンな京都風にデザインされており、さらに各号車で四季を感じられるように、全ての車両で異なるデザインが施されております。
専属アテンダントはいないので車内販売、食事提供のサービスはなく、さらに全席自由席なので、前もって座席や食事の予約をする必要もありません。乗車券を買うだけで乗ることができるので、手軽に、いつもどおりの電車に乗る感覚で観光列車に乗車できます。
大阪梅田から京都河原町までは400円です。
こちらの時刻表を見ると、「京とれいん雅楽」の他にも、「京とれいん」という観光特急があります。
名前がよく似ておりますが別物で、「京とれいん」は「京とれいん雅楽」が運転開始する前から京都線で運転をしている列車です。なので現在阪急京都線には2つの観光特急が運転しております。
時刻表をみると、運転日は土日祝に1時間に1本、交互に運転しております。大阪梅田駅から京都河原町駅までは片道約45分の旅です。
実際に乗車
こちらは1号車です。
列車の側面には紅葉が描かれた大きな扇子が落ち着いた京都らしい色合いでデザインされており、いつもの列車とは違う特別感を感じさせてくれます。
ドアが開いたので、早速中へ入ります。
中にはのれんがかけられており、まるで京都のお店のなかに入っていく感覚です。
1号車の車内の季節は秋。畳を使った紅葉柄の和風のボックスシートが並びます。
座席は、一般的な座席よりも広くつくられており、ゆったりと快適に旅行することができます。家族やグループで利用しやすい座席配置です。
次に2号車を見に行きました。
2号車の季節は冬。この車両はロングシートだけの配置となっております。一人でも座りやすく、地元の方が普段使いする際も利用しやすい配置です。
また、竹をいたるところで使用されており、車両中央部には中庭?をあしらった演出があります。列車の中で見るととても非日常を感じます。
次に3号車です。
3号車は座席に桜が描れており、春を彩った車内となっております。
この車両は最も観光列車らしい座席配置となっており、片側は窓向きの座席がずらっと並び、特に観光気分を味わえる座席ではないかと思います。ゆっくり景色を見ながらお茶でも飲んでみたいものです。もう片側には一人席も用意されております。
この先の4号車は3号車と、5号車は2号車と、6号車は1号車と座席の配置が一緒になっておりますが、各車両違った季節で車内がデザインされているため、それぞれの車内で違う雰囲気を味わうことができます。
車内を見学していたら、よさげな席は埋まってしまったため、私は4号車の端にあるロングシートに腰掛けました。車内のディスプレイには京都の観光地の紹介がされておりました。
座って左側を向くと、まるで粋な小料理屋の入り口かと思わせるデザインの入り口があり、京都旅行感をさらに盛り上げてくれました。
前方映像配信サービス
最後に、車内でちょこっと楽しめるエンターテイメントとして、自分の携帯で今乗っている列車の前面展望がみられる、「前方映像サービス」があります。
京とれいん雅楽のみのサービスで、 このような前方の映像を自分の携帯でリアルタイムで見ることができます。
利用方法は、車内の専用Wi-fiに接続して、専用URLを検索するだけです。
暇つぶしにいいかもしれません。
そうこうしているうちにあっという間に京都河原町駅に到着しました。
以上、「京とれいん雅楽」の乗車記でした!
現在は緊急事態宣言の発出を受け、運休しておりますが、落ち着いて運転再開後、土日におでかけされる際は、時間を選んで、あえて観光列車で行ってみるのもいいかもしれません。いつもと違う感覚で移動が楽しくなります。