四国を鉄道で一周しながら、地元のグルメが食べられる駅近店を巡る旅~徳島から高松編~
こんにちは。休日旅行です。昨年の11月に、1泊2日でJRを利用して四国を一周しました。その時に訪れた、駅近で、地元のグルメを食べられるお店を紹介しながら記事を書きたいと思います。
旅のルート
旅の出発は徳島駅です。
1日目は徳島を出発し、高松→松山→宇和島→窪川の順に列車を乗り換えて、高知まで向かいます。
高知より先、四国の右下へは線路が繋がっていないので、2日目は高知を出発して北上し、徳島県の阿波池田で乗り換えて出発地の徳島駅まで戻ってこようと思います。
JR四国の安価な旅行商品「まるごと四国鉄道旅」を利用
まず、今回私がこの旅で利用した商品は、過去に記事にもしましたが、JR四国の「まるごと四国鉄道旅」という宿泊と四国のフリー切符がセットになった旅行商品になります。通常でも安価な価格設定ですが、当時はGoToトラベルキャンペーンと高知県独自の割引キャンペーンを実施しておりましたので、実質3,140円で購入することができました。
高知のビジネスホテル(朝食付)と四国の2日間のフリーきっぷがついてこの値段です。安いですよね。
現在GoToトラベルはキャンペーンは休止中ですが、この商品自体は販売中です。
ネットでも購入ができます。
定番名物①「徳島ラーメン」麺王徳島駅前本店
現在の時刻は21時。ここは徳島県の「徳島駅」です。我は徳島のターミナル駅だぞ!と思わせるにふさわしい堂々とした佇まいをしております。
この日は、関西から南海フェリーをつかって前日入りしました。
まず、晩御飯を食べないといけないので、何を食べようか考えたところ、徳島といえば「すだち」「鳴門金時」、、、グルメというよりか、素材のそのものが思い浮かびます。さらに、この遅い時間に開いている店は果たしてあるのかと考えていたところ、晩御飯にふさわしいグルメがあるではありませんか。それは「徳島ラーメン」です。
探すと徳島駅前にいくつか徳島ラーメン屋があります。その中でも、ド定番ですが「麺王 徳島駅前本店」にお邪魔しました。
徳島駅から徒歩2分ぐらいです。
お店のたたずまいは、いかにもラーメン屋という感じです。この「麺王」は徳島では人気店の一つであり、県外にも多くの店舗を進出させており、日本国外にも店舗がある有名店です。
やってきました。
私が頼んだのは「麺王スペシャル」という豚バラ、チャーシュー、のり、たまごなど、一般的に全部のせといわれるやつだと思います。980円だったと思います。
徳島ラーメンは茶系、白系、黄系の3タイプに分けられるスープに甘辛く煮込んだ豚バラ肉が入っております。麺王は、濃厚な醤油とんこつのスープで、王道の茶系ラーメンです。生卵を入れるのも徳島ラーメンでは主流です。
食べてみると、疲れた体に甘辛い濃厚なスープが染みます。そしてこの濃厚なスープは間違いなく白ご飯と合うので、誘惑に負け、追加でたのんでしまいました。レンゲに白ご飯を乗せ、それをスープと絡ませ口の中へ運ぶと、なんと素晴らしいことでしょう。最高の気分になれます。
新型車両の特急「うずしお」で高松へ
翌日、昨日の夜遅くに食べたラーメンをお腹の中に残しながら、出発日当日の朝を迎えました。
今日は、ここ徳島駅を出発し、香川県の高松、愛媛県の松山・宇和島、高知県四万十町の窪川を経由して、高知県の高知駅まで向かいたいと思います。地図でみるとこんなルートです。
ほぼ移動で終わる一日ですが、途中は瀬戸内海や四万十川を望むことができるので楽しみです。
本当は、途中、窪川から土佐くろしお鉄道に乗って四万十市の中村駅まで行って、四万十で泊まろうと考えていたのですが、ホテルが満室だったので断念し、高知で宿泊することにました。
徳島駅改札です。朝6:59発の特急「うずしお」で高松まで向かいます。高松には8:13の到着です。
改札は自動改札ではありませんので、係員にきっぷを見せて印をしてもらいます。
また徳島は全国で唯一電車が走っていない都道府県なので、列車はすべてディーゼルエンジンで動いており、地元では汽車と呼ばれております。
汽車が入線してきました。こちらが特急「うずしお」です。
徳島~高松間を1時間に1本運転しており、互いの県庁所在地を1時間で結びます。
そしてこの特急には昨年の9月から「2700系」という新型車両が導入されております。
サービス面では、従来の「N2000系」車両と比べて、座席がグレードアップされていることで快適性が向上しており、さらに全席(自由席指定席問わず)にコンセントが設置されております。また、車両にはWi-Fiが設置されておりますので、誰でも無料で利用することが可能です。新幹線でも現在はまだ壁側にしかコンセントがない車両が主流となっておりますので、特急に全席に配備とはすばらしいサービスです。
車内に入りました。徳島が誇る藍染と同じ色のシートが並びます。
座席はこんな感じです。座席のリクライニングを倒すと、お尻の部分も前にずれてくれる仕組みで、ひじ掛けにはコンセントがあります。また、テーブルはドリンクホルダーと別になっているので、作業スペースを広くとることができます。
30分もすると香川県に入り、遠目に瀬戸内海が見えてきました。
そして、8時13分定刻通り、高松駅に到着いたしました。徳島駅とはかわって、かわいらしいたたずまいです。
次は8時45分の「特急いしづち」で松山まで向かいますが、乗り換え時間の約30分で朝食を食べようと思います。
朝食はご想像通り、「さぬきうどん」にしようと思います。
定番名物②「さぬきうどん」めりけんや高松駅前店
高松駅前にはさぬきうどん屋が何件かありますが、たぶん一番近いのではと思われる「めりけんや 高松駅前店」にしました。
こちらも駅から徒歩2分ぐらいです。
駅を出て周りを見渡すと、あるじゃないですか。乗り換え時間は30分。迷うことなく一直線に歩いていきました。
香川のうどんやの朝は早く、こちらの店舗は朝7時から開いております。近くには朝5時から開いているうどん屋もありました。
値段は、かけうどん小(1玉)が210円です。香川のサラリーマンはランチが安く済みますね。
私が注文したのは、ぶっかけうどん(小1玉)350円と、とり天190円です。
まずとり天を食べると、とり天の衣のサクッとした感触のあとにジューシーな鶏肉の油が口の中に広がります。その後にぶっかけうどんをすすると、レモン汁と生姜が効いたさっぱりとした汁が絡むコシのある麺が、油を一緒にのどの奥へ流し込んでくれます。なので朝から天ぷらを食べてもそれほど重く感じませんでした。おいしかったです。
食べ終わっても、出発までまだ15分もありました。うどんはすぐに出てきて、すぐに食べられるので、時間がないこの行程にベストな選択でした。
他にも、「めりけんや」さんはオリーブの葉を練りこんだ「オリーブうどん」が、お土産うどんのヒット商品にもなっておりますので、香川に足を運んだ際はぜひ買ってみてください。駅のキヨスクでも売ってました。
高松駅に戻ってきました。次は特急「いしづち」で松山方面に向かいたいと思います!
つづく、、、