函館の定番観光スポットと定番グルメを1日でお得に制覇するコースはこれだ!~函館スペシャルチケットを使って~
こんにちは。休日旅行です。
今回は、この夏に久々に一人で旅をしてきた、函館(初めて)について書いていこうと思います。
旅行の行程は3日間ですが、1日目の「函館空港」到着が19時、3日目の「函館空港」出発が12時なので、実質2日目の1日間しか楽しむ時間はありません。
そこで、1日という限られた時間内で、私がまわった、函館のド定番観光スポット&ド定番グルメを楽しむコースを紹介します。
「函館スペシャルチケット」とは
まず、今函館を観光する際に忘れてはいけないのが、「函館スペシャルチケット」です。
「函館の市電またはバスの1日乗車券(選択制)」と、函館山ロープウェイの乗車券や五稜郭タワーの入場券など、人気の観光施設で引き換えができる16枚の「ポイント券」がセットになったお得なチケットです。
チケットと引き換えの際は、現地で必要なポイント分をちぎって係員に渡します。例えば、函館山ロープウェイ乗車券(往復)は9枚、五稜郭タワーの入場券は6枚必要です。
販売額は、「2,900円」で
使い方にもよりますが、500円程度お得に観光できます。
1日目(ホテル到着まで)
さあ、一人旅の始まりです。1日目は、羽田空港経由、17:35発のNH557便で函館へ参ります。航空券はユナイテッドマイルを使って予約しました。往復11,000マイルで予約できたので、ANAのマイルを使うよりもお得に予約できます。
飛行機が遅延していたこともあり、函館市内到着時には20時前で日が沈んでおり、この日は駅前のラーメン屋で晩御飯を食べ、ホテルで就寝いたしました。
今回宿泊したホテルは「ホテルプロモート函館」。一人旅なので安価なビジネスホテルを選択しました。素泊まりで4,700円でした。写真の通り、よくあるビジネスホテルです。
ホテルサービスの特徴としてはフロント前にコーヒー、スープ、入浴剤、化粧水、などのアメニティがならべられており、これらは自由に部屋に持っていくことができました。
翌朝撮った写真ですが、テルの外観はこんな感じです。入口やロビーはリニューアルされておりますが、建物自体は古いです。
2日目の午前~函館朝市、ベイエリア、旧領事館エリア~
~「7:45」函館朝市~
おはようございます。勝負の2日目です。本日どれだけ観光してグルメを楽しめるかにかかっております。
只今の時刻は朝の7:30。まずは、朝食を食べに函館の朝市へ向かいたいと思います。
朝市は函館駅前にありアクセスは抜群。ホテルからは歩いて10分ぐらいで着きました。
函館の朝市はその名のとおり市場なのですが、食事施設も併設されており、どんぶり横丁など海鮮丼屋が集まった通りもあり活気にあふれています。朝6時頃から開いており、立地も函館駅前ですので、初めて函館を観光する際は、朝食はここで食べれば間違いないかと思います。
ちょっと朝市の中をのぞいてみましょう。
おいしそうなカニや鮮魚がずらっと並んでおります。
こちらは、水槽の中でイカが泳いでおります。自分で釣った新鮮なイカをその場でたべることがき、朝から人気のスポットです。(600円)
~「8:00」定番グルメ①「きくよ食堂」の「元祖函館巴丼」~
今回私が朝食としていただくものは、「きくよ食堂」の「元祖函館巴丼」を食べたいと思います。
きくよ食堂は朝市の真横に店舗を構えております。朝は空いており、待つことなく中に入れました。
メニューを見ると、海鮮丼だけでなく焼き魚などもあります。私が注文する「元祖函館巴丼(1,958円)」は定番メニューで、うに、いくら、ほたての黄金コンビを一緒にたべることができます。
きましたー!これはテンションが上がります。贅沢ですが掻き込んで食べました。
ちなみに味噌汁と沢庵付きです。
~「8:30」青函連絡船記念館摩周丸~
贅沢な朝食を食べ、次に向かったのは、「青函連絡船記念館摩周丸」です。
函館朝市からは徒歩5分です。
国鉄時代に使われていた、青森と函館を結ぶ青函連絡船を記念館として利用されており、中を見学することができます。津軽海峡冬景色の舞台ですね。
船内は、青函連絡船時代に使われていたものの展示や、パネルにて青函連絡船の歴史を学ぶことができます。
また、操舵室や無線室もそのまま残されており、見学できます。
今は新幹線で津軽海峡を渡ることができるので、便利な時代になりましたね。
~「9:30」ベイエリア(金森赤レンガ倉庫群)~
さあ次は、赤レンガ倉庫群があるベイエリアへ向かいます。函館といえばベイエリアの景観をイメージするのではないでしょうか。
ここからは徒歩で20分ぐらいで着きますが、「函館スペシャルチケット」に市電の1日パスがついており、せっかくなので市電に乗って向かいたいと思います。
市電で向かうと「函館駅前」乗車→「十字街」下車徒歩すぐです。
電車に乗って出発!
降りるときに運転士に「函館スペシャルチケット」に付いている引き換え券を渡すと「市電1日乗車券」をもらえます。市電は函館の定番観光スポットへのアクセスをほとんど網羅しておりますので便利です。
十字街駅で下車し、ベイエリアへ到着しました。
ベイエリアは、函館観光のメインスポットのひとつです。港に沿って明治時代に活躍していた赤レンガ倉庫が立ち並び、現在、中はレストランやショッピングモールになっており今も変わらず活躍しております。雰囲気も良く、散策するにはもってこいの場所で観光客でにぎわっています。
見えるのは、金森赤レンガ倉庫群です。奥の山は、世界三大夜景が見える「函館山」です。山頂には、もやがかかっております。
オシャレスポットですね。倉庫の中はお土産屋さんや飲食店が出店されております。
函館発人気スイーツ「スナッフルスのチーズオムレット」もこの中に入っております。
ベイサイドにはベンチがあり、雰囲気もいいので座りたくなります。 朝から歩きっぱなしで疲れたので、ここで一旦休憩します。
~「10:30」定番グルメ②「ラッキーピエロ」の「チャイニーズチキンバーガー」~
一休憩を終え、さらにベイエリアを散策していると、ひと際目立つド派手な建物が目に飛び込んできました。
函館市民なら知らない人はいない地元の大人気ハンバーガー店「ラッキーピエロ」です。函館界隈に何店舗か店を構える地元のチェーン店です。
定番メニューはチャイニーズチキンバーガー(350円)です。
私はドリンクとラキポテ(チーズがかかったポテト)のセットである「ダントツ人気No.1セット(680円)」をテイクアウトしました。
注文を受けてから揚げるそうなので、ファストフードのようにすぐにはでてきませんが、出来立てが味わえます。
しっとり系のバンズにシャキシャキのレタスとマヨネーズ、甘辛い味付けの柔らかいから揚げが絶妙な味を生み出しています。
ポテトにはミートソース、ホワイトソース、チーズがのっており、初めて食べる味のポテトです。ごちそうさまです。おいしかったです。
~「11:10」函館市旧イギリス領事館、旧函館区公会堂~
さあ、ここからは旧領事館エリアへと歩いてまいりますが、ゆるやかな坂道が続いております。
まずは、「旧イギリス領事館」経由で山の中腹にある「旧函館区公会堂」まで歩いて向かいます。
坂はきれいに整備されておりますので、歩いていて気持ちが良いです。
歩くこと10分、函館市旧イギリス領事館へ到着いたしました。ここでは函館スペシャルチケットを1枚使って入館します。普通に入館券を購入すると300円です。
函館開港のあと設置され、昭和の初めまで領事館としての役割を果たしてきました。今は函館市の有形文化財に認定され観光スポットの一つとなっております。
中は当時の様子が再現されております。また、ペリー来航時の歴史をパネルで学ぶことができます。
~「11:35」函館区公会堂~
旧イギリス領事館を見学した後は、さらに坂道と階段を上り、「函館区公会堂」へ向かいます。歩いてもすぐにたどり着く距離です。
見えてきました。黄色い目立つ建物が「函館区公会堂」です。
近くで見るととても大きくて存在感のある建物です。そして異国情緒満載です。
建物は明治に建てられ、今は国の重要文化財に指定されております。
館内は、当時のままの調度品を見学することができます。
おかれている調度品も厳選され趣を感じますが、さらに、ここ公会堂の2階のバルコニーは函館港が一望でき、とても眺めが良いです。
~「12:05」八幡坂~
次に向かうのは「八幡坂」というただの坂ですが、海へと延びるまっすぐな坂が美しく、函館のおすすめビュースポットです。
旧函館区公会堂からは徒歩すぐに着きました。
坂の上から下を見下ろすとこの通り!インスタ映えしますねー!奥に見える船は、先ほど行った「青函連絡記念館船摩周丸」です。動くことはないのでいつもこの絵を撮ることができます。
ここで、午前中の部は終了です。ベイエリア→旧函館公会堂→八幡坂までの散策ルートは奇麗に整備されており、かつ景色もいいので、とても気持ちのいい散策ができおすすめです!午前中だけでも函館をかなり満喫できました。
2日目の午後~五稜郭タワー、五稜郭、函館山~
~「13:10」五稜郭タワー~
午後の部に突入しました。次に向かうのは、函館の超有名スポット五稜郭。
今いる八幡坂からは離れておりますので、最寄りの「末広町」駅で市電に乗って「五稜郭公園前」駅まで移動します。
ちょうど座って休憩を兼ねられるのでいい感じです。
「五稜郭公園駅」で下車し、「五稜郭」までは繁華街を歩いて抜けていきます。
歩くこと約10分、五稜郭タワーに到着しました。
中は広く、土産屋やカフェも入っております。
ここでは函館スペシャルチケットを6枚使用して展望フロアへの入場券と引き換えます。普通に入場券を買えばは900円です。
さあ、展望台へエレベーターで上っていきます。
現れました!エレベーターを出てまず目に入ってくるのが五稜郭です。奇麗な星型ですね。
この形は、地上からでは形はわからないので、是非一度タワーに上って上から五稜郭を見ることをお勧めします。
同じ展望フロアには、ペリー来航や箱館戦争など、時代ごとにピックアップされたジオラマが並べられ、当時の歴史を解説されています。
~「13:50」五稜郭・箱館奉行所~
五稜郭をタワーから見下ろした後は、中へ入っていきたいと思います。入園は無料です。
敷地内はとても広く、市民の憩いの場となっております。
とにかく松がすごいです。
とても広い敷地内の中心部には「箱館奉行所」があります。
箱館奉行所は、北の防備の拠点として設置された江戸幕府の役所です。戊辰戦争末期の箱館戦争の舞台ともなりました。
~「14:50」定番グルメ③「麺厨房あじさい本店」の「味彩塩拉麺」~
五稜郭を観光したあとは、函館の塩ラーメンの超有名店「麺厨房あじさい本店」の塩ラーメンを食べようと思います。本日3度目の飯です。
場所は五稜郭タワーの目の前。
五稜郭タワーに着いた時の昼食時間帯はだいぶ並んでおりましたので、一通り観光した後に行くことに決めていました。
そして今、時間は15時前なので、そこまで待たずに店内に入ることができました。
メニューはこんな感じです。ラーメンの種類はいくつかありますが、ここにきて塩ラーメンを食べないわけにはいきません。
きましたー!「味彩塩拉麺(800円」」です。一口目を食べると、なんとうまいことでしょう。塩ラーメンなんて味に限界があると思っていましたが、なめていました。これは想像を超えてうまかったです。スープに魚介やいろいろな旨みを感じました。
~「16:10」G4スペース(GLAYの展示スペース)~
本日、ここまでで8スポットと3飲食店へいきましたが、まだまだ続きます。
これは私の趣味が入るのですが、函館はGLAYの故郷です。なので、函館はGLAYゆかりの場所が多くあるのです。
その中でもそんなGLAYがライブ使用していた機材や衣装の展示、その他GLAYを楽しむことができるスペース「G4スペース」があります。興味がある方はお立ち寄りください。
~「17:00」定番グルメ④「スープカリー喰堂 吉田商店」の「やわらかチキンレッグカレー~
次は、本日4度目の食事です。夕食になると思いますが、スープカレーをいただきます。
今回おじゃまする「吉田商店」さんは市電の「千歳町駅」徒歩目の前でアクセスは抜群です。
17時の開店と同時に入店しましたが、私のあとも店内にはお客さんがぞろぞろ入店されていました。
メニューをみると、辛さが選べ、トッピングも豊富にあります。
私は人気No.1の「やわらかチキンレッグカレー」注文することにしました。
実はスープカレーは人生で初めてです。
きましたー!当たり前かもしれませんが、スープカレーのスープってさらさらなんですね。
ここでも私、感動しました。吉田商店さんが特においしいのかもしれませんが、スープカレーってこんなにおいしいんですね。スープにはスパイスが効いておりかつ深みがあって、いくらでも食べられそうな気分です。揚げ野菜もおいしいです。
~「18:00」函館山からの夜景~
食事を終え、ついに、旅のハイライトがやってきました。
ミシュラングリーンガイドジャポンでも3つ星(わざわざ旅行する価値がある)をいただいている、函館山からの夜景です。
丁度、日が暮れる時間帯を選び、日暮れ前の景色と日暮れ後の夜景の2つを楽しみたいと思います。
函館駅から函館山への主なアクセスは、「函館駅前」駅から市電に乗車し「十字街」で下車します。その後、「函館山ロープウェイ」の乗り場まで約10分歩きます。ロープウェイ乗ったら山頂に到着です!
「十字街」駅で市電を下車します。「十字街駅」は函館山ロープウェイ乗り場の他に、ベイエリアへの最寄り駅でもあるため、多くの観光客が乗降します。
坂道を10分ほど上り、函館山ロープウェイ乗り場に到着しました。
ここでは、函館スペシャルチケットを9枚使用して「函館山ロープウェイの往復乗車券」と引き換えます。これで、函館スペシャルチケットはすべて使用しました。
しかし、いざ函館山の山頂を見上げてみると、、、
霧の中に突っ込んで行かなければならないのでしょうか。山頂が全く見えません。
この日、午後から函館は晴れているのですが、函館山だけ霧がかかっている状況です。地形的に函館山の頂上は霧が発生しやすいらしいです。。。
ちなみに、チケット購入時に「霧がかかってますが構いませんか」とカウンターではひとこと言ってくれました。
ですが、霧が晴れることを祈って山頂へ出発!函館っぽい景色が見えてまいりました。
山頂へ到着!早速、展望台へ行ってみます。
はい。予想通りの展開です。全く何も見えません。
皆様、何を思っているのでしょうか。
周りはカップルばかり。一人はおそらく私だけです。
日も暮れてしまいました。
しかし、私は諦めません。
一人ですので、連れに気を遣う必要もなく、霧が晴れるまで待ってやります。
若干霧が薄くなる時はありますが、まだまだ見えません。
・・・・・・
そして、ここまでで、2時間は待ちました。。。
・・・・・・
そして、そして、
2時間待った甲斐ががありました!
一瞬ですが霧が晴れました。これが函館山の夜景(世界三大夜景の一つ)です!
そしてまたすぐに展望台は霧に包まれました。
見えてよかった、やっと帰れます。
ロープウェイに乗って下るとき、山頂にかかる霧を抜けたら奇麗な夜景が見えました。
ホテルに付いたら22時前。
この日は1日で、10の観光スポットと4つのグルメを楽しみました。
函館の定番スポットとグルメを楽しみたいたいが、滞在時間が少ない!という方に少しでも旅行コースの参考になればと思います。
3日目(函館出発まで)
おはようございます。函館最終日です。
本日は、函館空港12:00発のNH554便で帰るので、函館で朝食だけ食べます。
~「8:30」定番グルメ⑤「ハセガワストア」の「やきとり弁当」~
まずは、朝から函館の定番グルメ、「ハセガワストア」の「やきとり弁当」を買いに行こうと思います。
ハセガワストアは函館近郊で展開するコンビニエンスストアです。
時間の関係上、遠くへは行けないので、やきとり弁当に特化した店舗である函館駅前店へ行きたいと思います。
写真は、「ベイエリア店」の写真です。
店舗に大きくやきとり弁当のオブジェを構えるほど、定番メニューとなっており、函館に来たらハセガワストアのやきとり弁当、というほど有名です。やきとりは店内で店員が焼いております。
注文は、伝票に、大きさ(大・中・小)、タレ(タレ・塩・塩だれ・うま辛)の欄に丸を付け、個数を記載し、カウンターで店員に手渡しして注文するシステムです。
私は、やきとり弁当(小)(490円)を注文いたしました。
ベンチに座り早速フタをオープン!
白ご飯の上に、海苔、その上にタレが絡んだ焼きたてのやきとりが3本のっております。おいしそうなにおいが漂ってきます。
やきとり弁当なのですが、実は豚肉です。函館のある道南エリアでは、やきとりといえば豚肉を指すそうです。
朝から最高です。
~「9:00」朝市食堂二番館のコスパ最強「500円丼」~
おいしくやきとり弁当をいただいた後も、時間いっぱいグルメを堪能します。
最後に向かったのは、函館朝市の2階にある「朝市食堂二番館」さんです。
ここでは海鮮丼がなんと、格安の「500円」で食べることができます。
人気店なので、中に入ると店員が忙しそうにされております。
500円メニューです。6種類も500円メニューがあります。
おそらく左上の「五目丼」が500円でエビもいくらものっており、一番売れているメニューだと思われますが、私はその時の気分で「イカ刺丼」を注文しました。
出てきました。
新鮮なイカがたくさんのっております。しかも味噌汁とたくあん付。
この内容で500円!コスパ最強です。
イカも予想通りおいしかったです。
是非一度足を運んでみてください。
以上、2日目の早朝から、ほぼ休むことなく観光しまくり、食べまくりの一人旅でしたが、無事、函館空港に到着し、家に帰りました。
今回は、函館の定番観光スポット、定番グルメしかまわらないコースでした。
まだ函館を観光したことがない、そして滞在時間が少ない!という方に少しでも旅行コースの参考になればと思います。
函館スペシャルチケットの購入もお忘れなく。
最後まで、ありがとうございました。