京都の高級ブティックホテル「京都悠洛ホテルMギャラリー」宿泊記
先日、「京都悠洛ホテルMギャラリー」がTrip.comのセールで安く販売されておりましたので、近場ですがこの際に宿泊してみました。内容は、1泊2名(スーペリアツイン)+バーでのウェルカムドリンク+朝食+14時のレイトチェックアウトのプランで16,000円でした。
当ホテルは、パリを本拠としてヨーロッパを中心に世界で展開しているホテルチェーン、アコーホテルズのホテルです。最高級ブランドには、シンガポールの名門ホテルで有名な「ラッフルズ」や、バンコクのルーフトップバーで有名な「バンヤンツリー」などのブランドがあります。その中で、「Mギャラリー」は高級ブランドに位置しており、ホームページによると、ストーリーを語りかける個性に満ちたブランド展開をしているとのことです。Mギャラリーブランドとしては日本発上陸のホテルで、2019年4月に開業したばかりです。
ホテルは京阪三条駅からすぐ~京阪プレミアムカーに乗車~
ホテルは京阪三条駅から徒歩3分という好立地ですので、京阪に乗って向かいました。せっかくなので、移動も少し贅沢なプレミアムカーに乗車しました。
乗車券に追加で500円(区間により400円)のプレミアムカー券を購入すれば乗車できます。座席指定なので、座れない心配もありません。
座席は1-2の配置になっており、広々とした座席です。
車内は全席コンセントを配備し、フリーWi-Fiを提供しています。さらに、アテンダントが乗務しており、グッズ販売やブランケット・携帯充電器の貸し出しを行っております。
印象的な演出のロビー
電車に揺られ数十分、チェックインが始まる15時頃にホテルに到着しました。建物はコンパクトです。
ホテルに入りました。写真では途切れていますが、まず入ると大きな松のオブジェが目に入ります。奥には自転車が数台並べられており、貸りられるのだろうと思います。
階段を下るとロビーがあり、個性的な京都風の演出でゲストをお迎えしてくれます。地下1階に植えられた竹が、吹き抜けを通して1階のロビーまで突き抜け、上からは太陽の光が差し込んで、竹が綺麗に映えています。
右に進むとフロントがあります。 インテリアはどれも高級感があり隅々まで洗練されているのが分かります。フロントデスクの真ん中に置かれているアロマオイルは、適量を部屋までもっていくことができます。これも楽しみの1つになりますね。
チェックインは、フロント横にあるソファーに座って行いました。最初にデトックスウォーターを頂きました。その後、検温、問診票の記入を済ませます。スタッフからはいろいろと気遣いが伝わってくる、ホスピタリティ溢れる接客を受けました。
チェックインを終わらせホテルの部屋に向かいます。
和モダンな部屋
部屋に入りました。窓際にある畳とレトロモダンなインテリアがマッチして、いい雰囲気を出しています。
部屋からはシャワールームの中が見えますが、ブラインドをおろせば大丈夫です。
コーヒーはイリーです。
棚の扉を開けると、わざわざ素材の一部に畳が使われており、湯飲みやお茶が並べられておりました。細部までこだわっております。また、お茶は辻利の玉露というのがうれしいところです。ドリンクは冷蔵庫に入っているソフトドリンクやアルコール以外はフリーです。
次にシャワールームです。洗面台には陶器が使われております
アメニティはサンクモンドというパリのブランドのものが使われております。
他にもスキンケアセットがあります。
ちなみにルームキーは木でできており京都感を感じられます。
バー「1867」
部屋で久しぶりにエスプレッソを飲み一息ついたあとは、ウェルカムドリンク券を利用しにホテルのバーへ行くことにしました。
エレベーターは金箔風です。
到着です。1867という店名です。1867年は大政奉還が行われた年ですね。
店内はクラッシックなデザインです。文明開化的な感じでしょうか。バーと言いながらも、日中はアフタヌーンティーセットなどもあり、カフェの機能も備わっております。
再度検温を行い、ジントニックを注文しました。近くにあったショーケースにケーキがいろいろ並べられており、おいしそうだったのでピスタチオクリームのケーキを注文しました。クリームが濃厚でとてもおいしかったです。ケーキはどれも1個700円ぐらいでした。
ケーキを食べた後、部屋でゆっくりしていると日が落ちてきたので、外に夕食を食べに行くついでに散歩をすることにしました。ここからは京都の中心部の河原町や祇園にも歩いていくことができます。
散歩を終え、疲れたので鴨川の河川敷で涼みます。川床テラスが並び京都らしい雰囲気を醸しだしております。
ホテルに帰ってきました。夜はまた違った雰囲気です。 部屋に戻りこの日は就寝しました。
レストラン「54TH STATION GRILL」
翌日、朝食を食べに「54TH STATION GRILL」というホテルのレストランへ行きました。地下1階にあり、この階のスペースのほとんどがこのレストランです。
店内では、こだわりのインテリアに囲まれ、中央にそびえたつ竹林を眺めながら食事をすることができます。
個室っぽい部屋もあります。
朝食は普段はビュッフェ形式ですが、今はセットでの提供でスタッフが運んできてくれます。たまご料理は、調理の仕方がオムレツ、スクランブルエッグ、ポーチドエッグなど数種類の中から選べました。和食にすることもできるようです。どれもおいしく、おなか一杯になりました。他に、レストランはランチ、ディナーもやっており、和牛やシーフードのグリルをアラカルトまたはコースでいただくことができます。
チェックアウトは、通常12時までですが、14時までのレイトチェックアウトがついておりましたので、ゆったりとした滞在ができました。レイトチェックアウトがあば、朝食後、午前中は京都観光を行い、午後に少しホテルで休憩してチェックアウトをすることも可能ですね。
以上、ホテルの洗練されたインテリアや演出に所々で非日常を感じることができ、何よりもスタッフの接客が総じて高くとても素晴らしいホテルでした。
親子連れに大人気!!伊賀の里モクモク手づくりファーム
三重県伊賀市といえば忍者が有名で、伊賀流忍者博物館は忍者ショーが見られる定番観光スポットでありますが、市内から車で約20分走った郊外には「伊賀の里モクモク手づくりファーム」という農業をテーマにした大きな農場公園があります。
ここを運営する伊賀の里モクモク手づくりファームは、農業や酪農の第1次産業、それをハムやパンなどへ加工をする第2次産業、さらにそれらを販売する第3次産業の全てを一貫して行う産業形態である第6次産業を展開し、新たな農業のビジネスモデルを確立させ注目されています。もくもくファームには年間50万人が来園され、50億円の売上を誇っています。
園内には、農園や牧場のほかに、ハム・ウインナー・地ビール・パンなどの工房、農産物の販売所やレストラン・カフェ、さらに、手作り体験教室、学習施設、宿泊施設、温泉など様々な施設があり、農業を身近に楽しく体験し学ぶことができます。
早速、園内を見てまわりましょう!
駐車場から園内入口へ歩いていくと、手前で野菜市場がお出迎えしてくれます。モクモクファームや地元農家さんが作った安全・安心な新鮮野菜を販売しています。
野菜市場のすぐ近くにファームの入り口&チケット売り場があります。施設は無料エリアと有料エリアに分かれておりますが、入口を抜けても無料エリアが続きます。有料エリアへは入園チケットが必要です。一般は大人、小人とも@500円です(0~2歳は無料)。入口にはスタンプラリーのチラシが置いてあったのでやってみることにします。
入口の裏にはべビールームがありますので安心です。
入口をくぐった無料エリアには、乳製品店、焼豚店、豚カツレストラン、カフェ、モクモクショップがあります。
乳製品店のジャージーミルクスタンドです。牧場では定番の濃厚なソフトクリームや牛乳がいただけます。
ジャージー牛の牛乳です。この牛乳もモクモクさんの牧場で搾乳した生乳を、モクモクさんの加工場で牛乳に仕上げているとのことです。おいしいです。
反対側には厚切りとんかつやそばが食べられる農村料理もくもくがあります。奥に進むとモクモクショップというハムやジャムなどいろいろなものを販売しているショップがあります。お土産を買うのにいいかと思います。モクモクショップの店内には有料エリアへの入り口があり、無料エリアはここまでとなります。
チケットを渡し入口を出れば、カラフルな傘とてるてる坊主の階段がお出迎えしてくれます。
階段を上がると芝生の広場やテラス席があり開放的です。豚のステージもあるみたいなので、後で見ることにします。ひとまず、奥のほうにある小さなのんびり学習牧場に行くことにします。
自然のなかを歩きます。道の途中には子供の興味を引くような学習パネルがあるので勉強しながら歩けます。
牧場につきました。ポニーがたくさんいます。乗馬体験(無料)ができますので、順番待ちの親子で賑わっています。ポニーは一般的な馬とくらべると小さいので子供も親しみやすいですね。
こちらは、牛について学ぶ牛舎です。
乳しぼり体験もできます(無料)。
牧場を一通り見学し終わったので、次は小麦工房まで歩いていきます。パン屋さんです。
入ると香ばしい小麦のにおいが広がり、食欲を刺激されました。カフェスペースもあるのでパンを食べながら一休みしましょう。
すぐ隣には池があり、いかだに乗ることができます(無料)。なかなかいかだに乗る機会はないので新鮮ですね。
さらに歩いて進んでいくと、手づくり体験教室があります。
本日はなんと5種類の教室があります。他にも期間限定で季節に応じた体験教室をされています。これは親子で楽しめていいですね。予約は事前に電話やネットでできるみたいです。
近くには地ビール工房ブルワリーがあります。私が行ったときは閉まっておりました。地ビールも作っているとはすごいですね。次は、きのこ農園にいってみます。
途中には、絵をかきたくなるようなかわいいお絵かき場があります。
きのこ農園に到着です。ここではハウスのなかでしいたけを自分で取って、その場で焼いて食べることができます。
大きくて厚いしいたけがたくさん生えています。5つ取って200円ぐらいだったと思います(持ち帰りもできます)。
炭で炙ります。傘の裏側に水滴ができてきたら食べごろのようです。塩をかけて食べましたが歯ごたえがありおいしかったです。きのこを食べ終わったら丁度、ミニブタ芸が始まる時間になったので、ステージへと向かいます。
とても人気です。30分程のステージではスタッフと息を合わせてブタが輪っかをググったり滑り台を滑ったりしました。目が悪いブタにとっては、滑り台に登ることなどはとても怖いので、滑り台を滑ることはとてもすごいことのようです。
ミニブタ芸を見た後はフランクフルトのお店で地場産ウインナーを購入し、テラスでいただきました。太くて食べ応えがありました。ランチは他にもビュッフェスタイルの「パパビアレストラン」や「Buu Buuハウス」でのバーベキューばど、おいしいものがたくさんあります。
最後にブタのテーマ館に入りました。
名前の通りかわいいブタがいっぱいいました。
スタンプラリーも制覇したので、チケット売り場のスタッフにお渡しすると
モクモクシールを頂きました。ありがとうございます。
このようにモクモクファームは農業を楽しく体験しながら学ぶことができるので、子供も喜ぶこと間違いないと思います。伊賀へ行く機会があれば是非立ち寄ってはいかがでしょうか。
マレーシア・ペナンのGolden Sands Resort by Shangri-La宿泊とその周辺
3年前の旅行記になりますが、2017年8月に、マレーシアのペナンにあるGolden Sands Resort by Shangri-Laに3泊してペナンを観光しました。
ペナンには日本からの直行便はありませんので、キャセイパシフィック航空(CX503)とキャセイドラゴン航空(KA691)を利用し、香港経由で行きました。当日は朝の10時に関空を出発しましたが、香港でKAが1時間ほど遅延したので、ペナン国際空港には20時頃の到着となりました。もう少し早く着きたかったなと思いながらも、タクシーでホテルまで直行しました。
空港からホテルまでの移動
ペナン国際空港からの移動は、市街地のジョージタウンやリゾートエリアのバトゥフェリンギまで鉄道が整備されていないので、主にタクシーかバスで移動することになります。タクシーになると料金交渉が面倒ですが、この空港には制限エリアを出たあとの到着階にタクシーカウンターがあり、そこで目的地までのタクシーチケットを事前に購入することができるので安心です。※grabも使えるみたいです。
タクシーカウンターでホテル名など目的地を言えば、料金を教えてくれるので、そこで事前に支払いを済ませればタクシーチケットをもらえます。チケットは2片制になっており、左側がドライバー用、右側が自分用です。
タクシー乗り場へ向かうと係員がタクシーを手配してくれます。私が宿泊するホテルがあるバトゥフェリンギまでは74リンギットでした。タクシーにのること約1時間でホテルに到着しました。
ホテルとその周辺
入口から南国リゾートムードが漂います。
ホテルに入ると豪華なロビーが迎えてくれました。奥にはロビーラウンジ、右に進むとフロントがあります。フロントに向かうと、チェックイン時にはウェルカムドリンクと冷えたおしぼりを頂きました。移動で疲れていましたので、とても気持ちよかったです。チェックインを済ませた後は、部屋に直行しました。
私が宿泊した部屋はエグゼクティブダブルルームという部屋です。3泊朝食付きで約5万円でした。部屋はリゾート感が漂うアジアンチックなつくりです。窓の奥にはベランダがあり、椅子とテーブルが置かれているので外でくつろぐこともできます。上層階に位置しているので海が見えて景色がよかったです。
明るい時に撮った写真ですが、ベランダはこんな感じです。
ベランダから左を見るとホテルの建物全体が見えます。
正面を見下ろすと、大きなプールがいくつか見えます。近くには子供向けのスプラッシュゾーンがあり、そこではウォータースライダーなどを楽しむことができます。また、プールだけではなく、他にもミニゴルフやテニスを楽しむこともできます。
部屋で一息ついた後は、遅いですが夕食を食べようと思いホテルの外に出てみました。
いろいろな屋台やレストランが並んでいます。ここバトゥ・フェリンギにはビーチの周りにリゾートホテルやレストラン、フードコート、ナイトマーケットの屋台が並んでおり、ここだけでもリゾートライフを楽しむことが出来ます。ホテルから、散歩がてらに土産物を見たり、おなかがすいたら軽くつまむことができるので、歩いていてとても楽しかったです。この夜は近くの屋台でカリーミーとドラゴンフルーツジュースを頂きました。
翌日になりました。朝の楽しみは朝食です。レストランはガーデンカフェという名前でした。雰囲気がわかる写真はありませんが、明るく開放的でトロピカルな雰囲気でした。洋食からマレーシア料理まで頂くことができます。
おいしくいただきました。
日中は、ホテル側がゲストに様々なアクティビティを準備してくれております。日によって内容は変わりますが、エクササイズやジャングルウォーク、プールでのゲームやビーチサッカーなど内容は様々です。特に、お子様がいる家族向けのサービスが充実しており、キッズクラブやアスレチック、ウォータースライダーなどの施設がある上に、子供向けの楽しいアクティビティも充実しているので、親子で楽しむことができます。また、市街地のジョージタウンまで出る際も、無料のシャトルバスがあるので便利です。市内までは30分ぐらいかかります。
昼からは、ホテルの目の前にビーチが広がっておりますので、散歩しました。
結構賑やかなビーチでした。白い砂浜が2km程に渡って続いており、ビーチではパラセーリングやバナナボートが楽しめるみたいです。
パラセーリングは怖そうです。
ホテルに戻ってきました。ホテルのフロントの近くにはロビーラウンジというラウンジがあります。外からの風を感じながら軽食やドリンクを楽しむことができます(飲食は要別途料金)。アフタヌーンティもやっておりました。
夜はこんなかんじです。バンドの生演奏もしておりました。
他にもホテル内にはクールラウンジがあります。早くホテルに到着した時や遅い時間にホテルを出発する際、利用すれば便利とのことです。
この夜はホテル内にあるシギズバー&グリルオンザビーチというレストランで食事をしました。
ビーチの近くで食事ができる洒落たレストランです。
肉や海鮮のグリルをビュッッフェで提供しており、肉はスタッフが切り分けてくれました。
お腹がいっぱいになったので椅子で一休みして部屋に戻りました。
シャトルバスでホテルからジョージタウンへ
翌日3日目はジョージタウンを観光しました。ホテルからジョージタウンまでは、1日4往復ですが無料のシャトルバスが出ていたので利用しました。ジョージタウンには同じシャングリラ系列のホテルジェンペナンがあり、そことシャトルバスで結ばれていいるので便利です。途中、シャングリ・ラ ラササヤンリゾートも経由したと思います。ホテルジェンペナンの近くにはペナンのランドマーク、コムターもあります。
ジョージタウンについたら徒歩で市内を観光しました。
街中がアートです。
一通り市内を観光したあとは、路線バスでペナンヒルへも行ってみました。
ケーブルカーで山頂へ向かいます。
靄っていましたが、一時的に靄が晴れたのでジョージタウンを一望できました。
その後タクシーでホテルまで戻り、翌日午前のフライトで日本へ帰りました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
瀬戸内海を船で横断 阪九フェリー(泉大津⇒新門司)乗船記
2019年の夏、阪九フェリーに乗船し、大阪の泉大津から福岡の北九州まで船旅をしました。普段は鉄道、飛行機、自家用車を利用して移動することが多いのですが、いつもとは違う移動手段を使って旅行をしたいと思ったのが発端です。
出発港の泉大津港は大阪市内から30キロほど南にあり、難波から港の最寄り駅である南海泉大津駅、JR和泉府中駅までは電車で約30分程度かかります。そこからは船の出向時間に合わせて連絡バスが運行しているので便利です。
連絡バスを利用し、南海泉大津駅からバスに揺られること約10分、泉大津港に到着しました。
到着すると乗船する船が停泊しており、近くで見ると結構な迫力がありました。大きいのでカメラには入りきりません。
私が乗船した船は、17:30発の「いずみ」で、「デラックス和洋室」を予約しました。Webからの予約で2割引きになり、1人片道11,110円でした。この泉大津⇔新門司航路は「いずみ」「ひびき」の2船で運行しており、泉大津、新門司の各港から日に1便が出航しております。また、阪九フェリーはこの他にも、神戸⇔新門司航路を運行しており、特にこの航路は今年の3月10日に新造船「せっつ」を投入し、6月30日にも新造船「やまと」を投入するみたいなので、ホットな航路です。
受付を済ませ、乗船券とルームキーを頂き、船内に入ります。入口では大きなマットにお出迎えされました。
入ると明るくて開放的なロビーがありました。船内入口やロビーは5階にあり、5階から7階までが一般スペースとなっております。
上から見下ろすとこんな感じです。
「いずみ」は2015年に就航したみたいなので、とても綺麗です。
7階には大浴場・露天風呂、6階にはレストランや展望ルーム、5階にはロビーのほかに売店、カラオケルームなどがありました。軽く散策したあと、長い廊下を歩いて部屋に向かいました。
部屋の鍵はカード式です。部屋に入ると、入口付近以外の床には絨毯が引かれているので、入ってすぐに靴を脱ぐスペースがあります。写真には写っていませんが、洗面台と鏡もあります。部屋は丁度良い広さです。何より個室空間で九州まで移動できるのが最高です。
お茶、歯ブラシ、髭剃り、浴衣、タオル、スリッパなどホテルにあるようなアメニティは、ほとんど備え付けられておりました。
ただ、バスタオルやドライヤーは大浴場にあるものを利用したと思います。また、トイレは部屋にはないので、部屋の外にでる必要があります。さらに上のクラスのスイートやロイヤルになると部屋の中にバスルームとトイレがあります。
出航して、1時間ぐらいすると船は明石海峡大橋の下を通過しました。なかなか下から見ることはないので新鮮でした。いつ見ても大きいです。この日は、雨が降っていたので、甲板に出ることができなかったのが残念でした。日が沈んでからは、22時ごろに瀬戸大橋、0時頃にしまなみ海道を通過しました。新門司港は関門海峡の手前にあるので、関門大橋は通過しません。
18:40からは30分程度のミニライブを行っていました。
橋を見たり、ライブを観たりしていると、19時を過ぎ、夕食の時間になったのでレストランへ行きました。広々としたレストランです。外は暗くなっておりましたが、朝食の時間帯は窓際の席が景色がよさそうです。
食事は、カウンターに並べられた、食べたいお皿を取っていくタイプです。私はチキン南蛮を頂きました。
食事をすませたあとは、大浴場へ行きました。この船には、露天風呂があり、瀬戸内海の漁火や沿岸の街の光を観ながら浴槽に浸かることができます。定期航路でここまでの設備があるのはうれしい限りです。
風呂からでて部屋に戻る前に、プロムナードでゆっくりしました。窓がとても大きいです。
22時前には瀬戸大橋の下を通過しました。マリンライナーが海を渡っています。
その後、部屋に戻りゆっくりし、就寝しました。瀬戸内海だからほとんど揺れなかったので、快適に眠ることができました。
船は朝6時に新門司港に到着しました。乗客のほとんどが到着後下船しましたが、私は到着後も7時30分まで船に滞在できる「ゆっくりステイ」(事前申込制)というサービスを申し込んでいたので、多少ゆっくりすることができました。時間になると、タクシーでJR門司駅に送っていただきました(無料です)。門司駅につくと8時頃になるので、到着後、門司港や下関を観光される方は、朝が早すぎない「ゆっくりステイ」をおすすめします。
モルディブの5ツ星ホテル OZEN by Atmosphere at Maadhoo 滞在レポート
2018年6月にモルディブにあるリゾートホテル、「オーゼンバイアトモスフィア」に4泊しましたので、その時の滞在記を紹介します。
まず初めに、モルディブは約1200の島があり、その島々は「環礁」といわれる地形を26形成し、国土を成しております。環礁にはそれぞれ名前がついており、リゾートホテルは北マーレ環礁、南マーレ環礁、アリ環礁、バー環礁に多く、特に、北マーレ環礁に集中しております。個々の島が小さなモルディブでは1島1リゾートが基本で、島のなかにはヴィラやレストラン、バー、プール、スパなどの滞在中に必要な施設がそろっています。なお、簡単に他の島へのアクセスができないので、何日も過ごすことになるホテルの選択はとても重要になります。リゾートホテルへのアクセスは、基本的には首都マーレのヴェラナ国際空港の港から、近場であればスピードボートやドーニと呼ばれる伝統的な船での送迎があり、やや遠くへは水上飛行機で向かいます、遠方になると空港で国内線に乗り換える必要があります。
私が滞在したオーゼンバイアトモスフィアは、空港の港からスピードボートで約45分の南マーレ環礁に位置しています。スピードボートでアクセスできるホテルは便利で、夜間に空港へ到着しても、当日にホテルまでアクセスできます。しかし、水上飛行機になると夜間は運行できないので、夜が明けた翌日、ホテルへのアクセスとなります。
ホテルの主な特徴は、モルディブの中でも数少ない水中レストランを有します。モルディブには120箇所以上のリゾートホテルがありますが、水中レストランはその中でも5箇所にしかありません。また、宿泊料金体系がオールインクルージブな点も特徴の1つです。ホテル滞在中の朝食、昼食、夕食、飲料(アルコール含む)、スパ、一部のアクティビティ、バー、ミニバー、などの利用代があらかじめ宿泊料金に含まれているので、経済面を気にすることなくリゾートライフを楽しめます。宿泊予約サイトでの評価も非常に高いホテルです。
ヴェラナ国際空港からホテル到着まで
飛行機がモルディブ上空に差し掛かるとたくさんのリーフが見えてきました。日本ではあまり見慣れない景色に感動です。窓から景色を眺めているうちに、飛行機はすぐに首都マーレのヴェラナ国際空港に到着しました。到着ゲートを出ると現地スタッフが待機してくれており、空港から歩いてすぐのところにある港まで荷物を運んでくれました。
この港からは、リゾートホテルへの送迎ボートやマーレまでの船がでています(マーレまでの運賃は、日中は1ドルで夜間は2ドル、乗船時間は約10分のようです)。私はマーレには寄らずそのままホテルまで直行しました。船に乗り込むと、船内はとても綺麗でした。Wi-Fiが設置されており、前方にあるテレビは終始ホテルの洒落た景色が流れていました。座席は2人掛けのソファが基本ですが、一部ファミリーで座れるソファもありました。船が出発すると、スタッフが水とおしぼりを持ってきてくれました。スタッフはとても丁寧な接客でホスピタリティを感じました。
ホテルの船着き場に到着しました。スタッフに出迎えていただき、首飾りをかけてくれました。
そのままフロントまで歩きます。
フロントに到着しました。奥にはOZENのロゴが見えます。フロントはカウンターではなく、ラウンジのようなイメージです。洒落た椅子に座るとウェルカムドリンクを頂き、ホテルのスタッフから滞在中の説明をしていただきました。私はこのようなホテルには全く宿泊した経験がなかったので知りませんでしたが、あらかじめスタッフがホテル内にいくつかあるレストランや、スパ、アクティビティの予約をしてくれており、滞在する4泊5日のスケジュールを作ってくれていました。説明時に、予約した時間が入ったスケジュール表をくれました。変更は空いていれば可能です。私は特に変更する必要はなかったので、このままのスケジュールで楽むことにしました。丁度日本人スタッフの方に対応していただけたので良かったです。
他にも、施設の営業時間やエクスカーションスケジュールの紙を頂きました。
一通り説明を受けた後、宿泊先のヴィラへ向かいました。
ホテルの部屋の種類は大きく分けると、プール付水上ヴィラ、プール無水上ヴィラ、プール付ビーチサイドヴィラ、プール無しビーチサイドヴィラに分けられます。私が宿泊したのはプール無水上ヴィラです。
ヴィラへはカートで向かいました。カートは必要であればいつでも呼ぶことができます。また、部屋には専属のバトラーが付いてくれます。
部屋の紹介
ヴィラに到着しました。写真は逆光でわかりませんが、部屋の窓の向こうにはエメラルドブルーの遠浅の海が広がっています。部屋は2部屋あり、ベッドがある部屋、浴槽がある部屋に分かれています。
この部屋の隣にも浴槽、洗面台、シャワールームがある大きな部屋があります。海を見ながら贅沢なバスタイムを楽しむことができます。
アメニティはAspreyです。リッツカールトンにも使われていますね。
床は一部ガラス張りとなっていて、たまに魚が泳ぐ姿が見えます。
外のテラスにでてみました。ビーチチェアに寝そべり海を眺めると気持ちよさそうです。奥には網の床?もあります。隣のヴィラからは直接テラスが見えないようにプライバシーにも配慮されていますのでリラックスして寛ぐことができました。朝日はこちら側からのぼり、反対側にあるプール付水上ヴィラ側に夕日が沈みます。
テラスから直接海に入ることもできます。滞在中シュノーケリングセットを借りられるので、運動がてら、海でシュノーケリングをしました。
次に、冷蔵庫とワインセラーを開けてみました。様々な種類の飲料があります。これらは宿泊代のなかに含まれており、飲んでも毎日補充されます。
施設の紹介
部屋を満喫した後は、ホテルを散策しました。ホテルは3つのエリアが桟橋でつながっています。主に、メインのエリアの大きな島にはフロント、プール、バー、ビーチサイドのヴィラが点在し、その隣にある小さな島のエリアにはメインレストラン、スパ、ショップがあり、この島からさらに隣に桟橋が伸び、水上ヴィラ、水中レストランのエリアがあります。
早速プールに行ってみました。どこを撮ってもインスタ映えします。このプールにはバーが併設されているので、ドリンクを頼み、そのままビーチチェアに寝そべってリラックスすることができます。
さらに散策を続けました。ホテル内は広いので、各箇所に自転車置き場があり、そこにある自転車で移動することができます。
ゆっくりできるスペースもいくつかあります。
式場もあります。
そろそろ日が暮れてきたので散策を終え、夕食を頂きにレストランへ行きました。
レストランの紹介
ホテルのレストランは、主に、メインレストランのThe Palms、南アジア料理のIndo Ceylon、中華料理のPeking、水中レストランのM6mの4つがあります。この他にも、寿司カウンターやバー、プライベートビーチディナーで食事ができます。
初日の夕食は、南アジア料理のIndo Ceylonで頂きました。ここは夕食のみの営業です。食事をする際は予約が必要で、19時~か21時~の2部制で、インド料理やスリランカ料理のコースをいただくことができます。
この大きな水上ヴィラのなかにIndoCeylonが入っています。他に、中華料理のPekingも同じ建物に入っています。
中に入ると、ソファベッドのような席に案内していただきました。
このような席で食事をいただくのは初めてだったので、とても新鮮でした。
このままホテルの各レストランの紹介をします。まず、このレストランと同じ場所にあるのが中華料理のPekingです。Pekingも夕食のみの営業で、19時~か21時~の2部制で予約が必要です。
中華料理のコースをいただくことができます。私は3日目の夕食で利用させていただきました。余談ですが、Pekingを利用した日は私の誕生日であったので、サプライズでバースデーケーキのお祝いをしていただきました。ありがとうございました。
次に、メインレストランのThe Palmsです。メインレストランは朝食、昼食、夕食をいただくことができ、洋食が中心のメニューでした。
レストランには窓がなく吹き抜けになっているので、海風にあたりながら気持ちよく食事をいただくことができます。夕食はメニュー表からスープやパスタ、メインプレートを選ぶことができましたが、ケーキやサラダ、パンなどはビュッフェスタイルで提供していました。滞在中はよく利用するレストランになります。
最後に、水中レストランM6mです。名前のとおり、水面下6mにあるシーフードレストランです。ここでの食事は、ホテルで4泊以上するとオールインクルージブの中に1回分追加され、昼食か夕食を海の中の幻想的な空間で頂くことができます。私は滞在3日目に、昼食を頂きました。
水上ヴィラが並ぶ桟橋を奥まで歩くとレストラン入口の建物があります。この建物の下にレストランがあります。中に入るとバーがあり、ドリンクを頂きました。
下に降りると、青い海の世界が飛び込んできました。席は、どの席からも海中の景色を楽しめるように並んでおり、魚もたくさん泳いでいました。
食事は、2種類のコースから選ぶことができます。また、ワインは食事に合うものをチョイスしてくれます。
見たこともない形のグラスにお酒が注がれます。
素晴らしい経験ができました。夕食の時間でも、海中がライトアップされ魚の泳ぐ姿を見ることができるみたいです。
以上、ホテルにあるレストランを簡単に紹介しました。
時間は、初日のIndo Ceylon夕食後に戻ります。南アジア料理の夕食を食べると日も沈み、ホテル内は日中とは違った雰囲気を醸し出していました。
その後、部屋に戻りゆっくりし、就寝しました。
アクティビティの紹介
2日目は、ホテルのアクティビティのなどの参加も特にせず、バーへいったりして自由に過ごしました。
滞在中は、いくつかのアクティビティが用意されております。ビーチでは、カヌー、パドルボート、ペダルボート、ウィンドサーフィンなどがあり、それらは無料でレンタルして遊ぶことができます。ジェットスキーなどもありますが、モーター付きのスポーツは別途料金が必要です。この他にも、様々なアクティビティが用意されています。
3日目の朝、シュノーケリングツアーに参加しました。1日2回、9時30分と15時に開催されており、滞在中は何度でも参加することができます。
この回は20人程度参加されており、ボートに乗船し、沖合まででてシュノーケリングしました。海中には大きなサンゴがたくさん見えました。
その日の夕方17時からはサンセットフィッシングツアーに参加しました。滞在中1回無料で参加でき、事前予約が必要です。モルディブの伝統的な船、ドーニに乗船し、沖まで行きました。
船がフィッシングポイントについたたら、夕日を見ながら釣りを始めました。といっても釣り竿はなく、餌を付けた釣り糸を直接海に垂らして釣ります。私は釣れませんでしたが、参加者の中には、細長いクチバシと体形をした、ダツのような魚が釣れている方もいました。
沖で40分ぐらい釣りを楽しんだら、ホテルに帰港しました。その後、Pekingで夕食を楽しみ、就寝しました。夜中、一時的に雨と風がとても強くて起き、ヴィラが揺れて怖かったのを覚えています。
4日目の昼はスパへ行きました。スパは、4泊以上滞在される方に1回60分がオールインクルージブの中に追加されます。スパかダイビング1回と選択できます。受付で問診を済ませたら、専用ヴィラの中へ歩いて移動します。
驚いたのが、ベッドでうつ伏せになって下を向くと、床がガラス張りになっており、砂浜に波打つ光景を見ながらマッサージを受けることができます。なんとも素晴らしいおもてなしです。
とてもリラックスでき、至福の60分でした。また、この施設にはフィットネスもあり、モーニングヨガなどを行っておりました。
その日の夕方、エクスカーションに参加しました。今滞在中最後のイベントです。ホテルのエクスカーションには、地元モルディブ人の生活を垣間見ることができるローカルアイランド散策か、サンセットドルフィンクルーズ、のどちらかに1回無料で参加できます。どちらも魅力的だったのですが、海で泳ぐ野生のイルカを見てみたかったので、ドルフィンクルーズに参加しました。このツアーは、シュノーケリングやフィッシングツアーよりもかなり沖合まで船で行きました。本当にイルカが見えるのか不安でしたが、いました。それもたくさんのイルカの泳ぐ姿を見ることができました。
初めて、野生のイルカを観ることができてよかったです。
滞在中最後のイベントが終わりました。翌日は、早朝にボートで空港へ出発します。部屋に戻ると、バトラーから滞在のお礼を兼ねた翌日の出発案内の紙が部屋に入れられておりました。紙には、私の飛行機の時間に合わせた、チェックアウトの時間やスピードボートの出発時間などが記載されておりました。丁寧なサービスに感動しました。
最後に
ホテルには4泊しましたが、食事やサービスの質が非常に高い上に、様々なアクティビティやリラックス素材を用意してくれているので、飽きることなく快適なホテル生活を過ごすことができました。また、オールインクルージブであったのでお金を気にすることなくストレスフリーなホテル生活を楽しめました。モルディブに旅行される際は、是非ホテル選びの参考にしていただければ幸いです。
中国の桂林空港から陽朔までバスを乗り継いで不安ながらに行った話
中国の桂林といえば、「漓江下り」が有名で、中国の代表的な観光地の1つですね。奇山が並ぶ間を漓江が流れている景観はとても素晴らしく、数々の水墨画や20元札にも描かれています。その景色を観るためには、船に乗船しての漓江下りツアーに申し込むのがメジャーです。ツアー行程は、朝に桂林の港を出発し、4、5時間かけて動力船で下船港のある街、陽朔までの漓江下りを楽しみ、港に着いたら陽朔を観光し、その後バスで桂林まで帰る。という行程が一般的です。陽朔は西洋人でにぎわう街として知られており、様々なバーやレストラン、カフェ、土産物屋が並んでおります。また、有名景観地は陽朔の近辺に多くあります。
少し前の話になりますが、2018年の年末に桂林&陽朔を早足で観光しました。私も、このツアーに申し込もうと思っていたのですが、桂林への到着の飛行機の時間が、ツアーの出発時間と間に合うか間に合わないかの時刻だったので、ツアーに申し込むのは諦めて、公共交通機関を利用して、自力で陽朔へ行くこととしました。その時の不安げにバスを乗り継いで陽朔へ行くまでの道のりを紹介します。今思えば、桂林空港から陽朔へバスがあるみたいなので、それに乗ればよかったのですが。。。
桂林空港から桂林南バスセンターへ
始まりは桂林空港です。前日までは重慶を旅行しておりましたので、当日の早朝に華夏航空で重慶空港を出発し、桂林空港に8時過ぎに到着しました。桂林空港から桂林市内までのアクセスにはバスがあります。だいたい30分毎にで出るみたいです。運賃は片道20元で、車掌が集金に来ます。市内までは約45分かかります。途中、香江飯店で下車することができ、終点は民航ビルです。
バスが出発すると早速、特徴的な山が見え始めました。日本では見たことのない形をした山が並んでおり、異国感を感じながらも、バスは1時間もしないうちに市内に入りました。陽朔への行き方は、ネット情報によると、どうも市内にあるバスセンターの桂林汽車客運総站からバスがでているとのことでした(汽車は中国語で車で、火車は電車みたいです。たぶん)。バスセンターへは、香江飯店での下車が近かったので、香江飯店で下車し、とりあえず不安ながらも徒歩でバスセンターを目指しました。
バスセンターまでは、香江飯店から上海路を東へ徒歩5分ぐらい歩き、南北に走る中山路との交差点で北へ曲がり15分ぐらい歩きました。途中、鉄道駅である桂林駅の目の前を通りました。駅前ではタクシーの客引きが何人かいましたが、断りそのまま真っ直ぐ歩きました。
バスを降りて歩くこと約20分、桂林汽車客運総站に到着しました。チケット売り場のようなところで陽朔へいきたいと伝えましたが、桂林汽車南站(桂林南バスセンター)までのバスを紹介されました。ここからはいけなかったのか、私が場所をまちがえていたのかは謎です。南バスセンターへは1人片道2元で、約40分ほど乗車しました。
桂林南バスセンターから陽朔へ
バスは桂林南バスセンターに到着しました。南バスセンターは比較的綺麗なバスセンターでした。到着後すぐにきっぷ売り場に並び、ついに陽朔行きのきっぷを購入することができました。陽朔まではノンストップのバスで、乗車時間は1時間少々、運賃は1人片道27元で座席指定制でした。本数は1時間に何本かあったと思います。
バスは陽朔までの一本道を走り、窓からは数々のとんがり山がそびえたつ景色が見えました。そして、ついに陽朔に到着しました。現地は雨が降ったりやんだりしており、霧がかかる山は幻想的な風景を醸し出していました。
バスは陽朔の街の中心部から南のはずれにある、バスセンターらしきところへ到着しました。ネットでの情報では、陽朔の街の北にバスセンターがあるとのことだったのですが、私が下車したのは明らかに街から南にあるバスセンターでした。このバスセンターから陽朔の中心部の西街へは距離は2キロぐらいで、歩いていきましたが、30分ほどかかりました。路線バスでも西街へは行くことができると思います。
西街へ歩いていきます。中国版トゥクトゥクのような車も走っております。
西街につきました。かなり雨が降っていましたが観光客は大勢いました。飲食店や土産物屋が立ち並んでいます。店が立ち並ぶ商店街を入口から真っ直ぐ10分程度奥に歩くと、陽朔の港にたどり着き、目の前には漓江が流れています。桂林から出発した、漓江下りの船の下船港だと思われます。
港から見える漓江と山の景色です。
その後、周辺を散策し、私はその日のうちに桂林へバスで帰りましたが、陽朔の周辺には、山の中腹に大きくぽっかりと空いた穴が特徴的な「月亭山」、「印象劉三姐」という山水をバックに行われる大規模な野外ショー、少数民族の桃源郷をテーマにしたテーマパーク「世外桃源」など、見るべき観光素材はたくさんありますので、時間を取って行かれることをお勧めします。
陽朔から桂林南バスセンターへ
西街から徒歩でバスセンターへ戻りました。バスの乗り場は往路で下車したところと同じで、街の南のはずれにあるバスセンターでした。時刻表をみると、だいたい1時間に2、3本が桂林南バスセンターへ運行しています。運賃は27元でノンストップです。桂林空港へも運行しているみたいです。
1時間少々で、桂林南バスセンターへ到着しました。
この日は、夜に日月双塔をみながら杉湖周辺を散歩し、桂林市内で宿泊しました。
桂林&陽朔で1日という強行スケジュールでしたが、きちんと観光するには各1日以上は必要だと思います。今後行く機会があれば、何日かかけて観光してみたいです。翌日は、桂林北駅から高速鉄道で深センへ向けて出発しました。
アユタヤへはバンコクから鉄道を利用してレンタサイクルでの観光が安くておすすめ!
2019年9月13日(金)から16日(月)までの4日間、タイのバンコクとアユタヤを旅行しました。旅行中15日(日)に、バスツアーやトゥクトゥクを利用せず、世界遺産のアユタヤを格安で1日旅行しましたので、その過程をご紹介します。
タイは初めての旅行でしたので、初日の13日(金)、翌日の14日(土」の2日間は、バンコクの定番観光スポットである、3大寺院(ワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポー)やダムヌンサドゥアック水上マーケット、メークロン市場を観光しました。そして、3日目の15日(日)、タイ国鉄を利用してアユタヤへ行きレンタサイクルを借りて遺跡観光をしました。
フワランポーン(バンコク)駅からアユタヤ駅まで
旅の出発点は、バンコク最大でタイ国鉄の駅であるフワランポーン駅(バンコク駅)です。フワランポーン駅は、日本のJR東京駅のような存在で、当駅を中心に、チェンマイなどタイの地方都市への列車が出発しています。
ちなみに私は今回、フワランポーン駅前で徒歩約3分のところにある、「primehotel central station bangkok」というホテルに宿泊しました。エクスペディアでは4ツ星ホテル、料金は1泊1部屋約6,000円朝食なしでした。清潔なホテルで、流行りのルーフトップバーもありました。ここに宿泊した理由は、旅行スケジュール上、バンコクからアユタヤ間の移動と、ドンムアン空港」間の移動に、タイ国鉄を利用したかったので、立地がよかったからです。(ドンムアン空港~フワランポーン駅間はタイ国鉄で乗り換えなし、運賃は5バーツ約15円、乗車時間は約1時間です。)
フワランポーン駅からアユタヤ駅までの列車は、1日に32本運転しており、始発は4時20分、終電は22時45分です。列車は「Ordinary(普通)」、「Rapid(快速)」、「EXPRESS(特急)」、「SPECIAL EXPRESS」と4種類あります。料金は、1等、2等、3等で変わり、その中でも、エアコン付き、エアコンなしで変わります。また、列車によってその設備がある列車とない列車があるので注意。所要時間は、だいたい1時間20分から2時間です。
タイ国鉄: http://procurement.railway.co.th/checktime/checktime.asp?lenguage=Eng
ホテルを出発
朝、ホテルを出発して、フワランポーン駅まで行く途中、駅前の横断歩道で信号待ちをしていました。その際、フレンドリーな現地のおっちゃんに声を掛けられ、「どこへ行くのか」と聞かれ「アユタヤ」と答えると駅まで案内したいと言ってきました(駅はすぐ目の前ですが、、、)。これはぼったくり詐欺なのですが、私は結末をわかっていたので、とりあえず駅まで案内されました。駅に着くと、入口前でいかにも駅のスタッフと思えるような装いをしたおばちゃんにバトンタッチされました(この人も仲間です)。「何時の列車に乗るのか」と聞かれたので「8:20発」と答えると、その列車は本日は運休だといわれました。私は「そうですか。駅の切符売り場に行きます。」と冷たくあしらいその場を離れましたが、そのまま話をきくと、アユタヤまでのぼったくりタクシーを紹介されるみたいです。これから鉄道を使って行こうと考えている方は十分ご注意ください。
午前8時前、フワランポーン駅につきました。駅構内の1階には旅行案内所、両替所、コンビニなどがあり、2回にはカフェもありました。チケット売り場はホーム入口の横、大きな出発時刻掲示板の真下にありますので、迷わずにたどり着くことができると思います。私は、バンコク発8:20分の「EXPRESS(特急)75番」の3等(エアコンなし)のきっぷを購入しました。運賃は片道1人20バーツでした。
ホームに入ると、8:30分発の「SPECIAL EXPRESS 7番」の列車が停車していました。クーラー付きの指定席はとても快適そうでした。私が乗車する8:20分発の「EXPRESS(特急)75番」は、8:30分発の「SPECIAL EXPRESS 7番」の列車が出発した後に遅れてホームに到着しました。車内へは、地上から直接乗車するので、かなりの高さがあります。大きなキャリーケースを持っている方は大変だと思います。車内は、日本の国鉄車両のようなつくりで、クーラーはなく、扇風機が天井に設置されていました。
列車は約20分遅れて出発しました。車内にはもちろん地元の方が乗車されておりますが、欧米系の観光客が多数乗車されていた印象です。出発後すぐに車掌が検札に回ってくるので、車掌にきっぷを見せて穴をあけてもらいます。また、飲料を売っている人も回ってきます。車内にはクーラーはなかったですが、窓を開けられること、扇風機が設置されているおかげで、そこまで熱くは感じませんでした。
アユタヤ駅から渡し船乗り場まで
約1時間30分列車に揺られ、10時過ぎにアユタヤ駅へ到着しました。アユタヤ駅では、乗客のほとんどが下車し、駅前にはたくさんのトゥクトゥクのドライバーが下車した観光客に客引きをしていました。
駅付近でレンタサイクルを借りることもできますが、駅からアユタヤ遺跡群まで行くまでの途中には川が横切っていますので、川を渡し船で渡ってからレンタサイクルを借りることをおすすめします。その川までは、駅前から真っ直ぐ西にのびる道を、真っ直ぐ歩いて3分ほどなので、迷うことなく到着しました。運賃は1人5バーツで、ついたら係員に支払います。船はおそらく1隻でピストンしており、対岸までは3分ほどで到着します。
渡し船を降りてからレンタサイクル屋まではすぐ
渡し船を降りたら、すぐ目の前にレンタサイクル屋が何件かあります。借り方は、係員に借りたい旨を伝えた後、パスポートのコピーを取られて支払をするだけです。私はママチャリ(電動無し)をレンタルし、レンタル代金は1日50バーツでした。店では観光マップがもらえました。
11時前にレンタサイクルを借り、返却する14時30分過ぎの約4時間で、「ワット・マハタート」、「ワット・プラ・シーサンペット」、「ワット・プラ・ラーム」、「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット」、「ワット・ロカヤスターラーム」と、アユタヤ島中心部のほとんどの施設を観光することができ大変満足しました。坂道もなく、各遺跡には自転車置き場があるのでとても観光しやすかったです。何よりも時間に縛られず安く自由に移動ができる点が、レンタサイクルを借りる1番の魅力であると感じました。
観光が終わったら、レンタサイクルを返し、渡し船に乗り、15:35分発のアユタヤ駅発「EXPRESS 76番」に乗車しフワランポーン駅へと向かいました。帰りはとても混雑しており、終始立ちっぱなしでした。
このアユタヤ観光にかかった交通費は、タイ国鉄《フワランポーン駅~アユタヤ駅》40バーツ(往復)+渡し船10バーツ(往復)+レンタサイクル50バーツの計100バーツ(330円)でした。よければ参考にしてください!