休日旅行

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瀬戸内海を船で横断 阪九フェリー(泉大津⇒新門司)乗船記

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 2019年の夏、阪九フェリーに乗船し、大阪の泉大津から福岡の北九州まで船旅をしました。普段は鉄道、飛行機、自家用車を利用して移動することが多いのですが、いつもとは違う移動手段を使って旅行をしたいと思ったのが発端です。

 出発港の泉大津港は大阪市内から30キロほど南にあり、難波から港の最寄り駅である南海泉大津駅、JR和泉府中駅までは電車で約30分程度かかります。そこからは船の出向時間に合わせて連絡バスが運行しているので便利です。

 連絡バスを利用し、南海泉大津駅からバスに揺られること約10分、泉大津港に到着しました。

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 到着すると乗船する船が停泊しており、近くで見ると結構な迫力がありました。大きいのでカメラには入りきりません。

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 私が乗船した船は、17:30発の「いずみ」で、「デラックス和洋室」を予約しました。Webからの予約で2割引きになり、1人片道11,110円でした。この泉大津⇔新門司航路は「いずみ」「ひびき」の2船で運行しており、泉大津、新門司の各港から日に1便が出航しております。また、阪九フェリーはこの他にも、神戸⇔新門司航路を運行しており、特にこの航路は今年の3月10日に新造船「せっつ」を投入し、6月30日にも新造船「やまと」を投入するみたいなので、ホットな航路です。

 受付を済ませ、乗船券とルームキーを頂き、船内に入ります。入口では大きなマットにお出迎えされました。

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 入ると明るくて開放的なロビーがありました。船内入口やロビーは5階にあり、5階から7階までが一般スペースとなっております。

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上から見下ろすとこんな感じです。

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「いずみ」は2015年に就航したみたいなので、とても綺麗です。

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7階には大浴場・露天風呂、6階にはレストランや展望ルーム、5階にはロビーのほかに売店、カラオケルームなどがありました。軽く散策したあと、長い廊下を歩いて部屋に向かいました。

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 部屋の鍵はカード式です。部屋に入ると、入口付近以外の床には絨毯が引かれているので、入ってすぐに靴を脱ぐスペースがあります。写真には写っていませんが、洗面台と鏡もあります。部屋は丁度良い広さです。何より個室空間で九州まで移動できるのが最高です。

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お茶、歯ブラシ、髭剃り、浴衣、タオル、スリッパなどホテルにあるようなアメニティは、ほとんど備え付けられておりました。

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ただ、バスタオルやドライヤーは大浴場にあるものを利用したと思います。また、トイレは部屋にはないので、部屋の外にでる必要があります。さらに上のクラスのスイートやロイヤルになると部屋の中にバスルームとトイレがあります。

 出航して、1時間ぐらいすると船は明石海峡大橋の下を通過しました。なかなか下から見ることはないので新鮮でした。いつ見ても大きいです。この日は、雨が降っていたので、甲板に出ることができなかったのが残念でした。日が沈んでからは、22時ごろに瀬戸大橋、0時頃にしまなみ海道を通過しました。新門司港関門海峡の手前にあるので、関門大橋は通過しません。

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18:40からは30分程度のミニライブを行っていました。

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  橋を見たり、ライブを観たりしていると、19時を過ぎ、夕食の時間になったのでレストランへ行きました。広々としたレストランです。外は暗くなっておりましたが、朝食の時間帯は窓際の席が景色がよさそうです。

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 食事は、カウンターに並べられた、食べたいお皿を取っていくタイプです。私はチキン南蛮を頂きました。

 食事をすませたあとは、大浴場へ行きました。この船には、露天風呂があり、瀬戸内海の漁火や沿岸の街の光を観ながら浴槽に浸かることができます。定期航路でここまでの設備があるのはうれしい限りです。

 風呂からでて部屋に戻る前に、プロムナードでゆっくりしました。窓がとても大きいです。

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22時前には瀬戸大橋の下を通過しました。マリンライナーが海を渡っています。

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 その後、部屋に戻りゆっくりし、就寝しました。瀬戸内海だからほとんど揺れなかったので、快適に眠ることができました。

 船は朝6時に新門司港に到着しました。乗客のほとんどが到着後下船しましたが、私は到着後も7時30分まで船に滞在できる「ゆっくりステイ」(事前申込制)というサービスを申し込んでいたので、多少ゆっくりすることができました。時間になると、タクシーでJR門司駅に送っていただきました(無料です)。門司駅につくと8時頃になるので、到着後、門司港や下関を観光される方は、朝が早すぎない「ゆっくりステイ」をおすすめします。