休日旅行

お出かけ先で泊まったホテルや行った観光地、乗った交通機関を中心に紹介していきます!

中国の桂林空港から陽朔までバスを乗り継いで不安ながらに行った話

 

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陽朔

 中国の桂林といえば、「漓江下り」が有名で、中国の代表的な観光地の1つですね。奇山が並ぶ間を漓江が流れている景観はとても素晴らしく、数々の水墨画や20元札にも描かれています。その景色を観るためには、船に乗船しての漓江下りツアーに申し込むのがメジャーです。ツアー行程は、朝に桂林の港を出発し、4、5時間かけて動力船で下船港のある街、陽朔までの漓江下りを楽しみ、港に着いたら陽朔を観光し、その後バスで桂林まで帰る。という行程が一般的です。陽朔は西洋人でにぎわう街として知られており、様々なバーやレストラン、カフェ、土産物屋が並んでおります。また、有名景観地は陽朔の近辺に多くあります。

 少し前の話になりますが、2018年の年末に桂林&陽朔を早足で観光しました。私も、このツアーに申し込もうと思っていたのですが、桂林への到着の飛行機の時間が、ツアーの出発時間と間に合うか間に合わないかの時刻だったので、ツアーに申し込むのは諦めて、公共交通機関を利用して、自力で陽朔へ行くこととしました。その時の不安げにバスを乗り継いで陽朔へ行くまでの道のりを紹介します。今思えば、桂林空港から陽朔へバスがあるみたいなので、それに乗ればよかったのですが。。。

 桂林空港から桂林南バスセンターへ

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 始まりは桂林空港です。前日までは重慶を旅行しておりましたので、当日の早朝に華夏航空で重慶空港を出発し、桂林空港に8時過ぎに到着しました。桂林空港から桂林市内までのアクセスにはバスがあります。だいたい30分毎にで出るみたいです。運賃は片道20元で、車掌が集金に来ます。市内までは約45分かかります。途中、香江飯店で下車することができ、終点は民航ビルです。

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 バスが出発すると早速、特徴的な山が見え始めました。日本では見たことのない形をした山が並んでおり、異国感を感じながらも、バスは1時間もしないうちに市内に入りました。陽朔への行き方は、ネット情報によると、どうも市内にあるバスセンターの桂林汽車客運総站からバスがでているとのことでした(汽車は中国語で車で、火車は電車みたいです。たぶん)。バスセンターへは、香江飯店での下車が近かったので、香江飯店で下車し、とりあえず不安ながらも徒歩でバスセンターを目指しました。

 バスセンターまでは、香江飯店から上海路を東へ徒歩5分ぐらい歩き、南北に走る中山路との交差点で北へ曲がり15分ぐらい歩きました。途中、鉄道駅である桂林駅の目の前を通りました。駅前ではタクシーの客引きが何人かいましたが、断りそのまま真っ直ぐ歩きました。

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桂林火車

 バスを降りて歩くこと約20分、桂林汽車客運総站に到着しました。チケット売り場のようなところで陽朔へいきたいと伝えましたが、桂林汽車南站(桂林南バスセンター)までのバスを紹介されました。ここからはいけなかったのか、私が場所をまちがえていたのかは謎です。南バスセンターへは1人片道2元で、約40分ほど乗車しました。

桂林南バスセンターから陽朔へ

 バスは桂林南バスセンターに到着しました。南バスセンターは比較的綺麗なバスセンターでした。到着後すぐにきっぷ売り場に並び、ついに陽朔行きのきっぷを購入することができました。陽朔まではノンストップのバスで、乗車時間は1時間少々、運賃は1人片道27元で座席指定制でした。本数は1時間に何本かあったと思います。

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 バスは陽朔までの一本道を走り、窓からは数々のとんがり山がそびえたつ景色が見えました。そして、ついに陽朔に到着しました。現地は雨が降ったりやんだりしており、霧がかかる山は幻想的な風景を醸し出していました。

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 バスは陽朔の街の中心部から南のはずれにある、バスセンターらしきところへ到着しました。ネットでの情報では、陽朔の街の北にバスセンターがあるとのことだったのですが、私が下車したのは明らかに街から南にあるバスセンターでした。このバスセンターから陽朔の中心部の西街へは距離は2キロぐらいで、歩いていきましたが、30分ほどかかりました。路線バスでも西街へは行くことができると思います。

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 西街へ歩いていきます。中国版トゥクトゥクのような車も走っております。

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西街

 西街につきました。かなり雨が降っていましたが観光客は大勢いました。飲食店や土産物屋が立ち並んでいます。店が立ち並ぶ商店街を入口から真っ直ぐ10分程度奥に歩くと、陽朔の港にたどり着き、目の前には漓江が流れています。桂林から出発した、漓江下りの船の下船港だと思われます。

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 港から見える漓江と山の景色です。

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 その後、周辺を散策し、私はその日のうちに桂林へバスで帰りましたが、陽朔の周辺には、山の中腹に大きくぽっかりと空いた穴が特徴的な「月亭山」、「印象劉三姐」という山水をバックに行われる大規模な野外ショー、少数民族桃源郷をテーマにしたテーマパーク「世外桃源」など、見るべき観光素材はたくさんありますので、時間を取って行かれることをお勧めします。 

陽朔から桂林南バスセンターへ

 西街から徒歩でバスセンターへ戻りました。バスの乗り場は往路で下車したところと同じで、街の南のはずれにあるバスセンターでした。時刻表をみると、だいたい1時間に2、3本が桂林南バスセンターへ運行しています。運賃は27元でノンストップです。桂林空港へも運行しているみたいです。

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陽朔バスチケット売り場

 1時間少々で、桂林南バスセンターへ到着しました。

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桂林汽車南站

 この日は、夜に日月双塔をみながら杉湖周辺を散歩し、桂林市内で宿泊しました。

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 桂林&陽朔で1日という強行スケジュールでしたが、きちんと観光するには各1日以上は必要だと思います。今後行く機会があれば、何日かかけて観光してみたいです。翌日は、桂林北駅から高速鉄道深センへ向けて出発しました。