モルディブの5ツ星ホテル OZEN by Atmosphere at Maadhoo 滞在レポート
2018年6月にモルディブにあるリゾートホテル、「オーゼンバイアトモスフィア」に4泊しましたので、その時の滞在記を紹介します。
まず初めに、モルディブは約1200の島があり、その島々は「環礁」といわれる地形を26形成し、国土を成しております。環礁にはそれぞれ名前がついており、リゾートホテルは北マーレ環礁、南マーレ環礁、アリ環礁、バー環礁に多く、特に、北マーレ環礁に集中しております。個々の島が小さなモルディブでは1島1リゾートが基本で、島のなかにはヴィラやレストラン、バー、プール、スパなどの滞在中に必要な施設がそろっています。なお、簡単に他の島へのアクセスができないので、何日も過ごすことになるホテルの選択はとても重要になります。リゾートホテルへのアクセスは、基本的には首都マーレのヴェラナ国際空港の港から、近場であればスピードボートやドーニと呼ばれる伝統的な船での送迎があり、やや遠くへは水上飛行機で向かいます、遠方になると空港で国内線に乗り換える必要があります。
私が滞在したオーゼンバイアトモスフィアは、空港の港からスピードボートで約45分の南マーレ環礁に位置しています。スピードボートでアクセスできるホテルは便利で、夜間に空港へ到着しても、当日にホテルまでアクセスできます。しかし、水上飛行機になると夜間は運行できないので、夜が明けた翌日、ホテルへのアクセスとなります。
ホテルの主な特徴は、モルディブの中でも数少ない水中レストランを有します。モルディブには120箇所以上のリゾートホテルがありますが、水中レストランはその中でも5箇所にしかありません。また、宿泊料金体系がオールインクルージブな点も特徴の1つです。ホテル滞在中の朝食、昼食、夕食、飲料(アルコール含む)、スパ、一部のアクティビティ、バー、ミニバー、などの利用代があらかじめ宿泊料金に含まれているので、経済面を気にすることなくリゾートライフを楽しめます。宿泊予約サイトでの評価も非常に高いホテルです。
ヴェラナ国際空港からホテル到着まで
飛行機がモルディブ上空に差し掛かるとたくさんのリーフが見えてきました。日本ではあまり見慣れない景色に感動です。窓から景色を眺めているうちに、飛行機はすぐに首都マーレのヴェラナ国際空港に到着しました。到着ゲートを出ると現地スタッフが待機してくれており、空港から歩いてすぐのところにある港まで荷物を運んでくれました。
この港からは、リゾートホテルへの送迎ボートやマーレまでの船がでています(マーレまでの運賃は、日中は1ドルで夜間は2ドル、乗船時間は約10分のようです)。私はマーレには寄らずそのままホテルまで直行しました。船に乗り込むと、船内はとても綺麗でした。Wi-Fiが設置されており、前方にあるテレビは終始ホテルの洒落た景色が流れていました。座席は2人掛けのソファが基本ですが、一部ファミリーで座れるソファもありました。船が出発すると、スタッフが水とおしぼりを持ってきてくれました。スタッフはとても丁寧な接客でホスピタリティを感じました。
ホテルの船着き場に到着しました。スタッフに出迎えていただき、首飾りをかけてくれました。
そのままフロントまで歩きます。
フロントに到着しました。奥にはOZENのロゴが見えます。フロントはカウンターではなく、ラウンジのようなイメージです。洒落た椅子に座るとウェルカムドリンクを頂き、ホテルのスタッフから滞在中の説明をしていただきました。私はこのようなホテルには全く宿泊した経験がなかったので知りませんでしたが、あらかじめスタッフがホテル内にいくつかあるレストランや、スパ、アクティビティの予約をしてくれており、滞在する4泊5日のスケジュールを作ってくれていました。説明時に、予約した時間が入ったスケジュール表をくれました。変更は空いていれば可能です。私は特に変更する必要はなかったので、このままのスケジュールで楽むことにしました。丁度日本人スタッフの方に対応していただけたので良かったです。
他にも、施設の営業時間やエクスカーションスケジュールの紙を頂きました。
一通り説明を受けた後、宿泊先のヴィラへ向かいました。
ホテルの部屋の種類は大きく分けると、プール付水上ヴィラ、プール無水上ヴィラ、プール付ビーチサイドヴィラ、プール無しビーチサイドヴィラに分けられます。私が宿泊したのはプール無水上ヴィラです。
ヴィラへはカートで向かいました。カートは必要であればいつでも呼ぶことができます。また、部屋には専属のバトラーが付いてくれます。
部屋の紹介
ヴィラに到着しました。写真は逆光でわかりませんが、部屋の窓の向こうにはエメラルドブルーの遠浅の海が広がっています。部屋は2部屋あり、ベッドがある部屋、浴槽がある部屋に分かれています。
この部屋の隣にも浴槽、洗面台、シャワールームがある大きな部屋があります。海を見ながら贅沢なバスタイムを楽しむことができます。
アメニティはAspreyです。リッツカールトンにも使われていますね。
床は一部ガラス張りとなっていて、たまに魚が泳ぐ姿が見えます。
外のテラスにでてみました。ビーチチェアに寝そべり海を眺めると気持ちよさそうです。奥には網の床?もあります。隣のヴィラからは直接テラスが見えないようにプライバシーにも配慮されていますのでリラックスして寛ぐことができました。朝日はこちら側からのぼり、反対側にあるプール付水上ヴィラ側に夕日が沈みます。
テラスから直接海に入ることもできます。滞在中シュノーケリングセットを借りられるので、運動がてら、海でシュノーケリングをしました。
次に、冷蔵庫とワインセラーを開けてみました。様々な種類の飲料があります。これらは宿泊代のなかに含まれており、飲んでも毎日補充されます。
施設の紹介
部屋を満喫した後は、ホテルを散策しました。ホテルは3つのエリアが桟橋でつながっています。主に、メインのエリアの大きな島にはフロント、プール、バー、ビーチサイドのヴィラが点在し、その隣にある小さな島のエリアにはメインレストラン、スパ、ショップがあり、この島からさらに隣に桟橋が伸び、水上ヴィラ、水中レストランのエリアがあります。
早速プールに行ってみました。どこを撮ってもインスタ映えします。このプールにはバーが併設されているので、ドリンクを頼み、そのままビーチチェアに寝そべってリラックスすることができます。
さらに散策を続けました。ホテル内は広いので、各箇所に自転車置き場があり、そこにある自転車で移動することができます。
ゆっくりできるスペースもいくつかあります。
式場もあります。
そろそろ日が暮れてきたので散策を終え、夕食を頂きにレストランへ行きました。
レストランの紹介
ホテルのレストランは、主に、メインレストランのThe Palms、南アジア料理のIndo Ceylon、中華料理のPeking、水中レストランのM6mの4つがあります。この他にも、寿司カウンターやバー、プライベートビーチディナーで食事ができます。
初日の夕食は、南アジア料理のIndo Ceylonで頂きました。ここは夕食のみの営業です。食事をする際は予約が必要で、19時~か21時~の2部制で、インド料理やスリランカ料理のコースをいただくことができます。
この大きな水上ヴィラのなかにIndoCeylonが入っています。他に、中華料理のPekingも同じ建物に入っています。
中に入ると、ソファベッドのような席に案内していただきました。
このような席で食事をいただくのは初めてだったので、とても新鮮でした。
このままホテルの各レストランの紹介をします。まず、このレストランと同じ場所にあるのが中華料理のPekingです。Pekingも夕食のみの営業で、19時~か21時~の2部制で予約が必要です。
中華料理のコースをいただくことができます。私は3日目の夕食で利用させていただきました。余談ですが、Pekingを利用した日は私の誕生日であったので、サプライズでバースデーケーキのお祝いをしていただきました。ありがとうございました。
次に、メインレストランのThe Palmsです。メインレストランは朝食、昼食、夕食をいただくことができ、洋食が中心のメニューでした。
レストランには窓がなく吹き抜けになっているので、海風にあたりながら気持ちよく食事をいただくことができます。夕食はメニュー表からスープやパスタ、メインプレートを選ぶことができましたが、ケーキやサラダ、パンなどはビュッフェスタイルで提供していました。滞在中はよく利用するレストランになります。
最後に、水中レストランM6mです。名前のとおり、水面下6mにあるシーフードレストランです。ここでの食事は、ホテルで4泊以上するとオールインクルージブの中に1回分追加され、昼食か夕食を海の中の幻想的な空間で頂くことができます。私は滞在3日目に、昼食を頂きました。
水上ヴィラが並ぶ桟橋を奥まで歩くとレストラン入口の建物があります。この建物の下にレストランがあります。中に入るとバーがあり、ドリンクを頂きました。
下に降りると、青い海の世界が飛び込んできました。席は、どの席からも海中の景色を楽しめるように並んでおり、魚もたくさん泳いでいました。
食事は、2種類のコースから選ぶことができます。また、ワインは食事に合うものをチョイスしてくれます。
見たこともない形のグラスにお酒が注がれます。
素晴らしい経験ができました。夕食の時間でも、海中がライトアップされ魚の泳ぐ姿を見ることができるみたいです。
以上、ホテルにあるレストランを簡単に紹介しました。
時間は、初日のIndo Ceylon夕食後に戻ります。南アジア料理の夕食を食べると日も沈み、ホテル内は日中とは違った雰囲気を醸し出していました。
その後、部屋に戻りゆっくりし、就寝しました。
アクティビティの紹介
2日目は、ホテルのアクティビティのなどの参加も特にせず、バーへいったりして自由に過ごしました。
滞在中は、いくつかのアクティビティが用意されております。ビーチでは、カヌー、パドルボート、ペダルボート、ウィンドサーフィンなどがあり、それらは無料でレンタルして遊ぶことができます。ジェットスキーなどもありますが、モーター付きのスポーツは別途料金が必要です。この他にも、様々なアクティビティが用意されています。
3日目の朝、シュノーケリングツアーに参加しました。1日2回、9時30分と15時に開催されており、滞在中は何度でも参加することができます。
この回は20人程度参加されており、ボートに乗船し、沖合まででてシュノーケリングしました。海中には大きなサンゴがたくさん見えました。
その日の夕方17時からはサンセットフィッシングツアーに参加しました。滞在中1回無料で参加でき、事前予約が必要です。モルディブの伝統的な船、ドーニに乗船し、沖まで行きました。
船がフィッシングポイントについたたら、夕日を見ながら釣りを始めました。といっても釣り竿はなく、餌を付けた釣り糸を直接海に垂らして釣ります。私は釣れませんでしたが、参加者の中には、細長いクチバシと体形をした、ダツのような魚が釣れている方もいました。
沖で40分ぐらい釣りを楽しんだら、ホテルに帰港しました。その後、Pekingで夕食を楽しみ、就寝しました。夜中、一時的に雨と風がとても強くて起き、ヴィラが揺れて怖かったのを覚えています。
4日目の昼はスパへ行きました。スパは、4泊以上滞在される方に1回60分がオールインクルージブの中に追加されます。スパかダイビング1回と選択できます。受付で問診を済ませたら、専用ヴィラの中へ歩いて移動します。
驚いたのが、ベッドでうつ伏せになって下を向くと、床がガラス張りになっており、砂浜に波打つ光景を見ながらマッサージを受けることができます。なんとも素晴らしいおもてなしです。
とてもリラックスでき、至福の60分でした。また、この施設にはフィットネスもあり、モーニングヨガなどを行っておりました。
その日の夕方、エクスカーションに参加しました。今滞在中最後のイベントです。ホテルのエクスカーションには、地元モルディブ人の生活を垣間見ることができるローカルアイランド散策か、サンセットドルフィンクルーズ、のどちらかに1回無料で参加できます。どちらも魅力的だったのですが、海で泳ぐ野生のイルカを見てみたかったので、ドルフィンクルーズに参加しました。このツアーは、シュノーケリングやフィッシングツアーよりもかなり沖合まで船で行きました。本当にイルカが見えるのか不安でしたが、いました。それもたくさんのイルカの泳ぐ姿を見ることができました。
初めて、野生のイルカを観ることができてよかったです。
滞在中最後のイベントが終わりました。翌日は、早朝にボートで空港へ出発します。部屋に戻ると、バトラーから滞在のお礼を兼ねた翌日の出発案内の紙が部屋に入れられておりました。紙には、私の飛行機の時間に合わせた、チェックアウトの時間やスピードボートの出発時間などが記載されておりました。丁寧なサービスに感動しました。
最後に
ホテルには4泊しましたが、食事やサービスの質が非常に高い上に、様々なアクティビティやリラックス素材を用意してくれているので、飽きることなく快適なホテル生活を過ごすことができました。また、オールインクルージブであったのでお金を気にすることなくストレスフリーなホテル生活を楽しめました。モルディブに旅行される際は、是非ホテル選びの参考にしていただければ幸いです。