お得な期間限定「近鉄1dayおでかけきっぷ」を利用して沿線観光 ~レンタサイクルで飛鳥の古墳巡り編~
先日、近鉄が11月29日まで発売しているお得なフリーパス「近鉄1dayおでかけきっぷ」を利用しながら、観光特急「青の交響曲~シンフォニー~」に乗車して大阪から奈良の吉野で行きました。という記事を書きましたが、その続きになります。
午前11時26分、写真右側に停車している「青の交響曲~シンフォニー~」で奈良の吉野に到着しました。この後、吉野観光をしても良かったのですが、昨年の桜の時期に行ったことがあり、今回は行かなかったのですが、ちらっと昨年の写真を使いながら紹介します。
吉野はこんなところ
吉野駅のすぐ近くには、ロープウェイの乗り場があります。ロープウェイで山の上まで登ると、吉野名物、柿の葉寿司や葛餅のおお店が並んでいる活気のある目抜き通りがあります。
また、桜の時期は数えきれないほどの桜が咲いています。3万本の桜が密集しているとのことです。きれいですねー。
それでは、本編へ戻ります。
吉野駅に到着した後は、写真左側に停車している11時37分発の急行大阪阿部野橋行きに乗って、ここまできた路線を途中の飛鳥駅まで戻ります。
レンタサイクルで飛鳥の古墳巡り
吉野発11:37⇒急行⇒飛鳥着12:25
列車に乗ること約45分、飛鳥駅に戻ってきました。ここは飛鳥時代の日本の都です。駅名の漢字は飛鳥ですが、村名は明日香です。もともと飛鳥村という村があり、他の2村(高市村と阪合村)と合併して明日香村が誕生したそうです。
明日香村には古墳がいくつか点在しており、駅前にはレンタサイクル屋が何軒かあります。歩いて観光している人もちらほら見かけましたが、歩いてまわると結構距離があると思うので、私はレンタサイクルを利用します。
「明日香レンタサイクル」さんで自転車を借りました。レンタル料は、
ママチャリ 平日は900円、休日1,000円
電動自転車 一律1,500円 です。
地域各所に営業所があり、そこで乗り捨てができますが、200円の乗り捨て料がかかります。また、ホームページにレンタル料200円引きのクーポンがありますので利用しましょう。利用方法は、当日受付時に画面を係員に見せるだけです。
レンタサイクル屋さんでは、上のような観光マップを頂きました。そこで、私が走ったコースを線でなぞってみました。
飛鳥駅前のレンタサイクル屋を出発して、途中、古墳や資料館、お寺をめぐり、橿原神宮駅前のレンタサイクル屋で乗り捨てをするルートで、観光時間を入れて約3時間半程度かかりました。自転車をこいでいた時間は約1時間半ぐらいかと思います。約10キロの道のりです。飛鳥駅から石舞台古墳まではなだらかな登り坂が続きますので、ママチャリでは正直しんどかったです。電動自転車なら楽々かもしれません。
それではママチャリで出発!
駅前から10分チャリをこいで、まず最初は「高松塚古墳」に到着しました。694年~710年の間につくられた古墳で、中の石室に描かれた壁画が有名です。石室内部は公開されていませんが、近くにある高松塚壁画館で実物と同様の石室部が見えます。大きさは前方後円墳のように大きくはなく、小規模な古墳です。時代で大きさや形は変わるみたいです。
さくっと見学し、次へ行きます!
「キトラ古墳」に到着しました。途中はゆるやかな坂道が続いていたのですが、運動不足の私にとっては息が切れ大変でした。「キトラ古墳」のすぐそばには「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」が併設されています。
まずは壁画体験館に入りました。入場は無料です。キトラ古墳の説明や出土品が展示されています。
キトラ古墳も石室内の壁に壁画が描かれており、天井には天文図が(現存する世界最古の科学的な天文図)、東西南北の壁には、それぞれの方角を守る四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)が描かれております。高松塚古墳では朱雀が失われていたため、四神が全てそろう古墳の壁画はキトラ古墳のみだのことです。
写真の左側にあるのが石室の模型で、発見当時の壁画の状態が再現されています。
こちらがキトラ古墳です。知らないと古墳だと気付かないかもしれません。
次は、ここまで上ってきた坂を下って、一旦高松塚古墳の近くまで戻り、石舞台古墳を目指して、また緩やかな坂を上っていきたいと思います。
途中、亀石という石がありました。大きな石の左下を見ると、確かに亀のような顔があり、その上に甲羅が乗っているように見えます。
その後、続けてチャリをこいでいると、すごいものをみつけました。「聖徳皇太子御誕生所」と書かれています。おおーー。
キトラ古墳を出発してから約25分、石舞台古墳に着く直前に何軒か食事することろがあったので、そこで休憩しました。上の写真は、「農村レストラン 夢市茶屋」です。地元の野菜や米などを使った食事を提供しており、周りには広い駐車場もあるので、古墳観光中のランチにいいお店だと思います。1階にはお土産屋や地元産品が並んでおり、道の駅のようなイメージです。2階にはレストランがあります。
メニューはこんな感じです。人気は古代米御前。古代米っていう米があるんですね。昔から続くの稲の品種からとれた米のようですが、、、
ここの食事施設を紹介しておきながら、私はここで食べておりません。すみません。
対面にあるお店で豚まんを頂きました。豚まん以外にも、焼きそばなど屋台系の軽食や、かき氷、アイスなどがありました。
外はめちゃめちゃ暑いので、自動販売機でお茶も購入し、一気に飲みました。ここまでで1リットルのドリンクを消費中です。熱中症に注意します。
「石舞台古墳」は目と鼻の先にありました。入場料、大人300円を支払って中に入ります。
ありましたー。巨石を30個積み上げられてつくられた、日本最大級の石室古墳です。現在は古墳の盛土が失われ、石室がむき出しになっております。こんなに大きな石をどうやって扱ったのでしょうか。
中は、こんな感じです。誰のお墓かは明らかになっておりません。
次は、「奈良県立万葉文化館」へ向かいます。ここからは下り坂なので、楽になります。
途中、「カフェことだま」という人気店の前を通りました。ランチは数量限定で、店は酒蔵をリノベーションしてカフェにしており、趣があります。お洒落にランチしたい方はこのお店がいいかと思います。
奈良県立万葉文化館につきました。結構楽しみにしていたのですが、一般展示室には今は入れませんでした。残念です。ちゃんと調べていけよ、ということですね。気持ちを改め、次は「飛鳥寺」へ向かいます。
飛鳥寺はすぐ近くで、3分程度でつきました。ここは596年、推古天皇の時代に蘇我馬子が建てた日本で最初の本格的仏教寺院です。また、現存の中では日本最古の仏像、「飛鳥大仏」があります。すごいお寺ですね。聖徳太子も拝んでいたのでしょうか。
右の本堂の中に飛鳥大仏が安置されています。拝観料は300円です。
こちらは左から不動明王、観世音菩薩、弘法大師像です。良縁成就、商売繁盛、学業成就など、水をかけてお祈りすると願いが叶うと言われています。
次は最後、「橿原神宮」へ向かいます。飛鳥寺から20分程度かかります。
到着!
橿原神宮は、奈良県橿原市にあり、最寄りの近鉄橿原神宮前駅から徒歩で行くことができます。一本道なので迷わないと思います。
ここには、初代天皇である『神武天皇』と皇后『姫蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)をお祀りされています。
また、ここ橿原市は初代天皇『神武天皇』が橿原に皇居をつくられたと言われていることに由来し、日本書紀において日本建国の地と記されております。
第一印象は、敷地がめちゃめちゃ広い印象です。長くて広い表参道を歩いて拝殿まで進みます。
外拝殿が見えてきました。広いですねー。
外拝殿の前まできました。
ここでお参りをします。奥には、内拝殿が見えますが、入れるのはここまでです。お正月はたくさんの人が参られるのでしょう。
お参りを済ませた後は、橿原神宮駅前にある「明日香レンタサイクル」さんにママチャリを乗捨てに行きます。
大きな緑の看板が目立ちます。乗捨料200円を支払い返却しました。時刻は15時45分です。結構疲れましたが、歴史的な見どころがたっぷりでとても楽しかったです。
このまま自宅に帰っても良かったのですが、せっかく「近鉄1dayおでかけきっぷ」を持っているので、奈良市内で夕食を食べて帰ろうと思います。といっても、どこで食べるかは全くあてがありませんので、駅前の商店街でよさそうなところがあったら入ることにします。
奈良市内で夕食
橿原神宮前発16:06⇒急行⇒(大和西大寺乗換)⇒急行⇒近鉄奈良着16:50
近鉄奈良駅到着です。この駅は、東大寺がある奈良公園まで歩いて行けるので便利です。JR奈良駅からは、歩くとままあ距離があります。
駅前の商店街を歩いていると、びっくりうどん三好野と書かれたのれんに興味をひかれ、メニューを見ると内容と価格にびっくりしたので、「三好野」さんに行くことにしました。
こちら、「びっくり定食」です。かけうどん2玉、ビッグいなりずし、豆腐がついてなんと、「500円税抜」です。かけうどん単品では270円です。コスパ最強でした。
お腹も満腹になったので、この後は大阪難波駅まで戻り、自宅に帰りました。
この際、「1dayおでかけきっぷ」を利用して、是非、近鉄沿線を再発見する旅に出てみてはいかがでしょうか。最後まで読んでいたただきありがとうございました。
いくらお得に移動できたか
最後に、今回の私の行程で運賃がどれだけお得になったかまとめてみました。
①大阪阿部野橋→吉野 990円
②吉野→飛鳥 480円
計2540円のところ、「1dayおでかけきっぷ」により1,000円で済み、1,540円お得に移動することができました。