休日旅行

お出かけ先で泊まったホテルや行った観光地、乗った交通機関を中心に紹介していきます!

2020年10月に徳島線にデビュー!「藍よしのがわトロッコ」に乗りながら駅弁を食す。

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 2020年10月、徳島県徳島駅から阿波池田駅間で「藍よしのがわトロッコ」がデビューしたので乗ってみました。

運転区間

  トロッコの運転区間は、徳島のターミナル駅である、

 

徳島駅」から、県西部の中心地である三好市の「阿波池田駅」間で運転しております。

 

 主に「徳島線」と呼ばれる吉野川に沿って敷かれている線路を走行し、特に、穴吹駅から以西は吉野川に近いところを走行するので、讃岐山脈をバックに目の前を流れる吉野川の景色を楽しむことができます。

他にも徳島線には、合格祈願きっぷ(学駅の入場券)で有名な学駅や、半田そうめんの故郷、阿波半田駅があります。また、吉野川の支流であり日本一の清流でもある「穴吹川」にかかる鉄橋を渡るので、澄み通った川を鉄橋から見下ろすことができます。

 

運転日

 運転日は、土日祝を中心に1日2便を運転しております。

 ※今年は12月20日まで。来年は3月からの運転です。

 

・下り便(さとめぐみの風)

 徳島10:34発→石井10:54発→(トロッコ乗車)

                →穴吹11:45着→阿波加茂12:38着→阿波池田13:00着

・上り便(かちどきの風)

 阿波池田14:39発→(トロッコ乗車)→阿波加茂15:00発→穴吹15:57発

                           →石井16:47着→徳島17:06着

 

きっぷ購入箇所

 きっぷは、全国のJRのみどりの窓口や旅行代理店で購入することができます。JR四国の観光列車は、どれも人気で、席がとりずらいのですがとれてよかったです。

乗車券と530円の座席指定券で乗ることができます。

 列車は、一般車両とトロッコ車両の2両編成となっており、徳島~石井間は一般車両に乗車し、石井~阿波池田間はトロッコ車両にも乗車できる仕組みです。

 

 とてもおいしいトロッコ限定駅弁

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 このトロッコに乗る際の大きな楽しみの一つとして、車内限定で食べることができる駅弁があります。

その駅弁の名はトロッコの運転開始に合わせて登場した「阿波尾鶏トロッコ駅弁」です。

事前予約制となっておりますので、席がとれたら自分で電話にて弁当を作っている栗尾商店さんに予約しましょう(乗車4日前まで)。電話番号は下記URLでご確認を。予約をしていれば、当日車内で受け取って食べることができます。

この駅弁は、見た目は田舎の弁当のような感じですが、本当においしいので予約することをお勧めします。ただ、徳島発の下り(さとめぐみの風)便でしか食べることができませんので、十分にご注意ください!

また、余談ですが、この駅弁が登場するまでは、徳島県は日本で唯一駅弁がない都道府県だったらしいです。

 

実際に乗ってみた

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 始まりはJR徳島駅です。徳島県は日本で唯一電車が走っていない都道府県で知られています。地元の人は汽車と呼んでおり、汽車はディーゼルエンジンで走っているためホームも特有の香りがいたします。

 さて、トロッコの出発は10:34です。現在2番のりばに停車している特急うずしお10号が出発した後、すぐに続いて入線してきました。

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列車は2両編成となっており、トロッコの隣には、徳島線の特急でも使用されているキハ185という窓のある一般的な特急用車両が連結されています。

 外観は、徳島が誇る伝統の「藍染」をモチーフにしており、写真ではわかりづらいですが、うすい色から深い藍へ染まっていくグラデーションを見事に表現しております。

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トロッコ車両の側面にはローマ字で列車名が。よく見ると、その左横には阿波踊りのデザインが施されております。

下に描かれている3色の線は、吉野川の流れ、豊かで穏やかな阿波の風土を表現しているそうです。

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一般車両側はこんな感じです。水玉模様は、藍の絞り染めをモチーフにしています。

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ホームでは徳島市のキャラクター「トクシィ」がお出迎えをしてくれました。阿波踊りの踊り子の衣装を着て、大きな目とかわいらしい動きで我々に徳島市をPRしてくれました。

市の方から観光パンフレットを受け取り、車内に入ります。

窓付き車両でゆっくりと

 徳島駅から石井駅まではトロッコの車両には乗れないので、まずは、一緒に連結されている一般車両に乗車いたします。席はトロッコの座席と同じ番号の座席に座ります。

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出発時には、駅のスタッフの皆様も加わり温かくお見送りをしていただき、とても気持ちの良い出発となりました。

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車内はこんな感じで、窓があり、座席があり、網棚がある一般的なつくりです。石井駅につくまでの20分はこちら側で過ごします。

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座席には1席に1つipadが用意されており、徳島のPR動画を楽しむことができます。

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動画を見ていると、あっという間に石井駅に到着しました。

スタッフからトロッコ車両に移れますとの案内があり、乗客が一斉にトロッコ車両へ移ります。もし、トロッコ車両に飽きたり寒かったりすれば、一般車両で過ごすこともできます。

トロッコ車両へ移る際、列車の連結部分には藍染ののれんがかかっており、徳島らしい演出がされておりました。そして全然気づかなかったのですが、後ろを振り向くと、一般車両の席の一番前には

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「かかし」が乗車されておりました。

私も過去に行ったことがありますが、徳島県三好市の山奥には、人間そっくりのかかしが、集落のあちこちに、まるで生活をしたり働いたりしているようにおかれている、「かかしの里」といわれるスポットがあります。

そのかかし数は100体以上にのぼり、集落の人口よりも多いそうです。おそらくそこから来られたのでしょう。

いよいよトロッコ車両

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 トロッコ車両に移りました。窓はなく開放的で、直接風を感じることができます。

座席は4人でテーブルを囲う配置になっております。f:id:sanmanosippo:20201202225146j:plain

観光ガイドのスタッフも一緒に乗車されているみたいで、着席すると、この列車に乗る人のためだけに作られたと思われる、徳島線沿線の紹介パンフレットや記念スタンプの用紙をもらいました。 

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ロッコ石井駅を出発しゆっくりと走り始めました。季節は秋ですが、風が直接吹き込むので正直肌寒いです。そんなときはブランケットを借りることができます。

出発すると早速、車内販売が始まりました。

メニューには徳島県の地酒、徳島県では超有名なフィッシュカツや竹ちくわ、ぶどう饅頭などがありました。阿波のお茶もホットで提供されておりましたので、寒い日にはいいかと思います。

私は、徳島といえばすだちかと思いましたので、竹ちくわにかぶりつきながら、すだちサイダーをいただきました。おいしかったです。

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また、この辺から観光ガイドのスタッフも本気を出し始めます。阿波池田につくまでの間、沿線を案内してくれてますので、飽きることなく楽しめます。

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観光ガイドを聞きながら、トロッコはしばらくの間、田園風景の中を走ります。

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徳島駅を出発して1時間ほどするといよいよ吉野川の真横をトロッコが走るようになります。

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いい景色ですねー。

吉野川は全長が194kmで四国で2番目に長い川で、筑後川利根川と並んで日本三大暴れ川の一つでもあります。(四国で1番長い川は高知県を流れる四万十川です)

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そして、穴吹駅に着く直前、吉野川の支流であり、日本一の清流「穴吹川」にかかる鉄橋を通過します。

鉄橋から川を見下ろすと、エメラルドグリーンに澄んだ川底が見えました。写真のとおり、水質はめちゃくちゃきれいです。

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鉄橋を渡るとすぐに、穴吹駅に着きました。この駅ではホームに降りることができます。

ここでは美馬市のスタッフと観光協会ゆるキャラ「うだつまる」にお出迎えいただきました。

ロッコに乗っていると感じるのですが、トロッコが通ると沿線の方が手を振ってくださったり、地元の温かなおもてなしが素晴らしいです。

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穴吹駅を出発すると、予約をしていた弁当が配られました。

前にも紹介しましたが、その名は「阿波尾鶏トロッコ駅弁」。

青い吉野川のパッケージの中に、徳島の鶏、「阿波尾鶏」が入った2色そぼろ弁当となっております。

こちらは、徳島線沿線に会社を構え、鳴門金時を使ったお菓子「鳴門うず芋」で有名な栗尾商店さんがつくられております。特に、丸い容器に入っているソースに鶏をつけて食べると最高でした。

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弁当を食べ終わり、終点の阿波池田駅につく直前で、列車は徳島線で一番の景勝地、「美濃田の淵」を横目に走行します。様々な奇岩がせり出しており、吉野川の上流に近づいてきている雰囲気を感じます。

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そして、トロッコはいよいよ阿波池田駅に到着しました。

 約2時間30分のトロッコ列車の乗車でしたが、車内で地元の観光スタッフが終始観光案内をしていただいていたことや、途中穴吹駅貞光駅でホームに降りて気分転換や、地元からおもてなしをしていただくことで、飽きることのない列車旅をすることができました。また機会があれば乗ってみてください!以上、トロッコ列車の旅でした!ありがとうございました。

四国の特急2日間乗り放題+宿泊付で実質3,140円!JR四国の旅行商品「まるごと鉄道旅」!

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 こんにちは!最近、四国を列車で一周しようと思い、いろいろと割引きっぷや旅行商品を調べておりました。それで、これは安い!と思った商品を発見したので、紹介します。

JR四国の旅行商品「まるごと鉄道たび」とは

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 その商品とは、JR四国が発売している「まるごと鉄道たび」という旅行商品です。この商品は、JR四国土佐くろしお鉄道が2日間乗り放題のフリー切符(特急列車自由席利用可)と宿泊(1泊)がセットになっております。追加料金「3,000円」でフリー切符の有効期間を3日間に変更することも可能です。

 価格を訴求した商品にはよく、「2名以上から利用可能」と、制限のある商品がありますが、この商品の最低利用人数は、選ぶ宿泊施設によって変わり、旅館は2人以上からの設定が多いですが、ビジネスホテルは1人からの設定があり、設定があるホテルであれば1人からでも購入できます。

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 私は今回、土曜日に1人で「高知パレスホテル(朝食付)」に宿泊するプランを選びました(フリー切符もついてます)。パンフレットの表示金額が15,600円のところ、gotoキャンペーンが適用され「5,460円」引きで、さらに今、高知県の宿泊施設を選ぶと、県が独自で実施している「高知観光リカバリーキャンペーン」の割引があり「5,000円」引き、さらにさらに、「2,000円」のGoToの地域共通クーポンをもらうことができ、実質「3,140円」で、四国内2日間のフリー切符とホテルを予約することができました。平日利用やもっと安いホテルを選択すると、それ以下の価格で予約することも可能です。これは、安いですね。

 なお、高知県観光リカバリーキャンペーンはGoToと同じで予算に達し次第終了なので、早めの利用をおすすめします。

発売箇所など詳細

発売期間:2021年3月31日までの出発

    ※高知県観光リカバリーキャンペーンは2月28日までの宿泊が対象なので注意

発売個所:JR四国ツアー(Web)、ワープ支店、駅ワーププラザ

  発売個所は、店舗ではJR四国の直営の旅行代理店であるワープで主に発売しておりますが、店舗は四国内が主で、四国外には大阪駅の近くにある、ワープ梅田支店しかありません。なので、四国外在住者はJR四国ツアーというサイトで、ネットでの購入が便利だと思います。

 

 この商品を利用すれば、今ならとっても安く四国を周遊することができます。たまには列車旅はいかがでしょうか。駅から徒歩で行ける四国の観光地は、昔記事にしたことがあるので、よければ下記をご参考にください。ありがとうございました。

大阪から徳島まで2,200円!格安きっぷ「とくしま好きっぷ」で電車とフェリーの旅

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 こんにちは!寒くなってきましたね。最近、列車で四国を一周しようと思い、いかにして徳島へ安くアクセスできるかを考えておりました。

大阪から徳島へのアクセスはバスがメジャーだが...

 大阪から徳島へ公共交通機関を使ってアクセスしようとなると、航空機の路線はありませんし、JRでは瀬戸大橋経由になり遠回りです。なので、高速バスで淡路島を経由していくルートが早くて一般的です。そのため、徳島~大阪便は様々なバス会社が運行しており、本数もなかなかの数があります。私が知っている中では、価格面では海部観光が運行するマイエクスプレスが2,700円で最安値だと思われますが、高速バスを使わずして、さらに安くアクセスする方法があります。おそらくこれが最安値ではないかと思われます。
 それは、南海電鉄南海フェリーが発売している、割引きっぷ「とくしま好きっぷ」です。このきっぷは、南海電鉄の「南海なんば駅から和歌山港駅までの乗車券」と南海フェリーの「和歌山港から徳島港までの乗船券」がセットになっている割引きっぷで、「2,200円」で発売されています。このきっぷには含まれていない、徳島港から徳島駅までの路線バスも運賃210円を含めても2,410円でなんば駅から徳島駅までアクセスができます。

  ルートは上のマップのとおりです。このルートで無割引のきっぷを購入すると、南海電鉄区間が930円と南海フェリー区間が2,200円の計3,130円かかりますので、このきっぷを購入すると、実質南海フェリーの運賃だけで難波までアクセスすることができます。

 和歌山港発の便数は現時点で1日8便。所要時間は、電車区間が特急を利用して約1時間、フェリー区間が約2時間、乗り換え時間を含めると、3時間半程度で速達性はバスに劣ります。乗り換えは、和歌山港駅からフェリーの乗船口までは直結で、屋外に出ることなく、徒歩3分程度歩けば到着します。また、フェリーの出航時間に合わせて、特急サザンをはじめ列車が運転しており、(深夜、早朝便は除く)和歌山港で長時間待たされることがなく、便利です。

「とくしま好きっぷ」は当日購入OK

 割引きっぷは安い代わりに、購入期限などデメリットが存在しますが、「とくしま好きっぷ」は当日購入が可能なので、購入後予定が変わり、旅行に行けずにキャンセル料を支払うといったリスクを避けることができます。また、通年発売に加え、利用できない期間もないという大サービスです。さらに、別途購入で、特急サザン座席指定券(520円)を併用することもでき、とても使い勝手の良いきっぷです。

 購入は南海電鉄の券売機や係員のきっぷうりば等で購入することができます。

南海なんば駅できっぷを買って出発!

 ここからは、私の旅行記になります。

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 南海なんば駅から出発します。街路樹にイルミネーションの装飾がされ、大阪の街も冬の景色に近づいてまいりました。さて、まず「とくしま好きっぷ」を買いに券売機へ向かいます。

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 きっぷの買い方はとても簡単です。こちら券売機のホーム画面ですが、右側の黄色く囲っている部分「その他のきっぷを買う」を押せば、

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画面下部、水色の「とくしま好きっぷ」のボタンが現れました。このボタンを押して現金を入れるだけで購入できます。ただ、券売機ではクレジットカードが使えませんので、クレジットカードでの購入の方は有人のきっぷ売り場を利用しましょう。

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 きっぷは案内文が記載された長めの総括券が1枚、なんばから和歌山港までの乗車券が1枚、和歌山港から徳島港までの乗船券が1枚の計3枚が発券されます。長い総括券は実際に使うことはありませんが、払い戻しを行う際に必要になるので注意です。ちなみに、私はこのきっぷに別途、特急サザンの座席指定券を購入しました。

 さあ、きっぷも手に入ったので、改めて出発です! 

南海特急サザンで和歌山港

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 南海なんば駅改札です。右下17:40発の特急サザンに乗って和歌山港まで約1時間の列車旅です。

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 列車は自由席車両と指定席車両に分かれており、自由席車両は乗車券だけで乗車することができ、車内は一般的なロングシートです。 

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1~4号車は指定席車両となっております。乗車券の他に、座席指定券が必要です。 

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 座席はとってもシンプルです。リクライニングは可能で、ドリンクホルダーが用意されております。パソコンや飲食用のテーブルやコンセントは設置されておりません。

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 途中のみさき公園駅です。和歌山県とのほぼ県境です。

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18:45、終点和歌山港駅に到着しました。

南海フェリー徳島港へ船旅

 私が利用した便では、フェリーとの乗り換え時間は30分あります。ちらほらと下車された乗客は、ほとんどがフェリーとの乗り換え客でした。ここからフェリー乗り場までは、屋根伝いに直結しており、簡単にアクセスすることができます。

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 1か所のみの改札を出ると、フェリーへの乗り換え看板があります。看板が指し示す通り、右に歩くとあとは一本道です。

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右に歩くと、殺風景な長い廊下があり、その先がフェリー乗り場です。

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 フェリー乗り場に到着しました。改札からここまでは、徒歩3分ぐらいでした。フェリーは19:15の出航で約2時間の乗船時間です。15分前ぐらいになるとフェリーの中に入れます。

 南海フェリーは、「かつらぎ」、「あい」という2船で、現在、和歌山港徳島港間を1日16便運航しております。今回私が乗船するフェリーは「かつらぎ」です。

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 船内は、フェリー定番のじゅうたん席がいくつかあります。横になって寝れるのがいいですよね。

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 そして、ほかにも椅子席が設置されています。リクライニング可能です。私はじゅうたん席は苦手なので、船ではいつも椅子に座っております。

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さらに、テーブル席も設置されており、グループでの団らんや食事をするのに便利かと思います。

奥にはコンセント付きのビジネス席も設けられております。

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他には、売店があります。おつまみやお菓子、四国のお土産、南海フェリーグッズなどが販売されております。弁当はたぶん売ってなかったと思います。

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お腹がすいたら、自動販売機のカップラーメンを買って食べましょう。写真に写る、女性のキャラクターは何かと思って調べてみたら、南海フェリーのPRキャラクターのようです。高野きららと阿波野まいの2人がおられ、この方は高野きららだそうです。

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 デッキは各階にあります。日中の便は展望デッキに上がることもできます。外の風にあたりながら紀伊水道の景色を見ると気持ちがよさそうです。

 船内を散策して、このブログを書いていると、あっという間に徳島港へ到着しました。

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路線バスで徳島駅

 フェリーのりばの出口をでると、すぐ目の前に徳島駅行きの路線バスが待機しております。徳島駅まで歩くと50分ぐらいかかりますので、バスに乗って駅まで向かいました。運賃は210円です。

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乗ってきたフェリーが遠目に見えました。

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 バスに乗ること15分、JR徳島駅へ到着しました。駅舎はホテルとショッピングセンターが一緒になっており、駅舎の規模としては四国最大です。

 以上、大阪から徳島へは「とくしま好きっぷ」が安いよ、という紹介でした。高速バスと比べて、時間は比較的かかりますので、時間にゆとりがあり、旅情を味わいながら安く移動をしたいという方には、おすすめです!

大阪の最高級ホテル!インターコンチネンタルホテル大阪で過ごす休日

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 こんにちは!Trip.comが夏から先行販売ホテルセールをしておりますが、それを利用して8月にインターコンチネンタルホテル大阪に破格で宿泊することができました。宿泊代は、なんと「2名1泊(素泊り)デラックスキングルーム+12時までのレイトチェックアウト」付きで「13,764円込」でした。一人当たり6,882円です。通常1泊5万円ぐらいからのホテルだと思いますので、Go Toキャンペーンを利用しても、この価格で宿泊することはなかなか難しいのではないかと思います。

ホテル概要

 インターコンチネンタルホテルは、イギリスに本部を置くグローバルホテルチェーンIHGグループに属しています。日本にもいくつかありますが、横浜にあるヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが船の帆のような形をしている建物で印象的です。IHGグループの上位ブランドにはインターコンチネンタルホテル以外にもリージェントホテルやキンプトンホテルなどがあり、どれも高級ホテルですが、日本ではあまり聞きなれずなじみの薄いホテルだと思います。しかし、キンプトンホテルが今秋10月2日に日本発「キンプトン新宿東京」をオープンし、少し身近になりました。また、IHGグループにはIHGリワーズクラブという会員プログラムがありますが、私はゴールドでもプラチナでもなく、ただの平会員です。


 インターコンチネンタルホテル大阪は大阪駅に直結しているグランフロント大阪のタワーCの上層階に位置しております。大阪駅からは徒歩5、6分で到着し、雨でも濡れることなくホテルに向かうことが可能です。

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  写真はグランフロント大阪ですが、左からタワーA、タワーBと続き、右側タワーCの半分から上がインターコンチネンタルホテル大阪の客室です。

 ホテルは2013年に開業し、20階から上にフロントや客室、レストラン・バーがあり、1階から4階にはチャペルや会議室、スパなどがあります。部屋は、通常の客室以外にも、長期滞在者向けのキッチン付きの部屋であるレジデンスも用意されています。レストランは朝食会場をも兼ねている「NOKA Roast&Grill」と、フレンチレストラン「Pierre」があり、「Pierre」はミシュランで5年連続星を獲得している有名店です。

 それではホテルへ向かいます。

フロント・ロビー

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 グランフロント大阪北館です。北館の1階にホテルの入り口があります。

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ホテル入口に到着しました。

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金色のドアを開け、中に入ると大きなエレベーターホールがあります。フロントは20階にありますので、エレベーターで昇ります。

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エレベーターのドアが開くと、まず空の青さと、外に広がる開放的な街並みが目に入ってきます。そして、シンプルながらもスタイリッシュなフロントがお出迎え。今回はデラックスダブルルームで予約しておりましたが、空室状況によるアップグレード特典が付いていたので、チェックイン時に、高層階のデラックスダブルビュールームにしていただけました。

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フロント横のロビーはこんな感じです。梅田スカイビルウェスティンが見えます。

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壁際には アートなオブジェが並んでいます。こんなオブジェはどこに売っているのでしょうか。奥に客室へ向かうエレベーターがあるので、部屋へ向かいます。

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客室階のエレベーターホールです。いい雰囲気ですね。

客室

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 部屋に到着しました。26階の部屋です。それでは早速中に入ります。

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重厚なドアをあけ中に入ると、広々とした客室が。ソファが2つもあってうれしいです。

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窓際から見たらこんな感じです。いつかこんな部屋に住んでみたいところです。

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窓はとても大きく、部屋からはビル群を望むことができます。都心に住んでいる感じを味わえます。

では、ルームツアーに出発!

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 まず、部屋の入口を入ってすぐ横にはクローゼットがあります。アイロンや毛布なども部屋に用意されています。

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棚を開けると浴衣があります。インターコンチネンタルホテル大阪はスパ&フィットネスのフロアがあり、その中に浴場があるので、風呂上りに着たらいいかもしれません。

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 次に、ワークデスクの横には大きな大理石があり、その上には急須のセットが置かれています。インバウンド旅行客は日本の気分が味わえるので、粋なおもてなしですね。

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 ミニバーです。ポットは高級感のあるデロンギです。外資系ホテルはデロンギのポットを使用していることろが多い気がします。コーヒーはネスプレッソを設置されています。

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有料ですが冷蔵庫にはビールやフルーツジュースなどたくさんの種類のドリンクやお菓子が用意されています。

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 さらに下の棚を開けると、シャンパン、ワイン、ウィスキーから梅酒、日本酒まで、数種類のアルコールが用意されています。価格の相場は、シャンパン・ワインが7000円~9000円、フルーツジュースが1,200円、コーラが750円、ナッツが600円ぐらいです。私には手がでません。ちなみに、私はコーヒーや紅茶はよく飲みますが、アルコールは機会がなければ飲まない人です。

f:id:sanmanosippo:20201024142232j:plain お水やコーヒー、紅茶はフリーですが、中でもうれしいのは、シンガポール発の高級紅茶で有名なTWGティが飲めるということです。

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洗面台はコンパクトにまとまっています。

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 浴室はとても洒落ています。部屋との仕切りのカーテンのような役目の引き戸を開けると浴室から部屋のテレビを見ながら入浴することができます。さらに、テレビと繋がっているスピーカーが浴室にあるので、音も聞こえます。

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 アメニティはAGRARIAというブランドです。サンフランシスコ発のフレグランスブランドのようです。

 ひととおり部屋を見ましたが、まだ16時前なので、 ひとまず部屋でまったりしようと思います。

スパ&フィットネス

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 部屋でまったりした後は、4階にあるスパとフィットネスのフロアに行きました。ここには、スパ、ジム、屋内プール、和風の浴場が設備されています。なかなか運動する機会がないのでプールに入って運動し、お風呂へ入って汗を流そうと思います。

 奥に見えるのが「MEGURI SPA&WELLNESS」という高級スパです。全身トリートメントを60分で約20,000円です。いつかこんなところに行ってみたいなと思いながらスルーします。

 プールは、受付でプールを利用したい旨と部屋番号をスタッフに伝えれば、水着を貸してくれます。水着を受け取ったら更衣室で着替えて水泳開始です。バスタオルやキャップは備え付けられているので手ぶらでOKです。

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引用:インターコンチネンタルホテル大阪HP

https://www.icosaka.com/spa/pool/

 リゾート感のある綺麗なプールです。プール内はフィットネス会員専用レーンや水泳専用レーンなどに分かれており、私は水泳専用レーンで40分ぐらいずっと泳いでおりました。また、プールサイドには直接水着のまま入れる風呂?や、ビーチチェアがあり、運動で疲れたあとは体を休めることができます。ビーチチェアでスマホを触りながらゆっくりしている人もおられましたし、泳いでいる人もいましたし、楽しみ方は人それぞれですね。

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さて、運動した後は汗を流しに浴場へと向かいます。

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引用:インターコンチネンタルホテル大阪HP

https://www.icosaka.com/spa/bath/

温泉は和風で、今時の高級旅館のような雰囲気を醸しだしております。ドライサウナやスチームサウナもあります。朝7時から夜22時まで入浴することができるので、朝風呂も入れます。大阪の都心でこのお風呂に入れると思ったら最高です。

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お風呂上りには、こんな感じでくつろぐことができ、人も少なく快適でした。

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 部屋に戻ると日が落ちており、日中とは違ったロマンチックな雰囲気です。この日はグランフロント大阪のハンバーグ店で夕食を食べて寝ました。

ラウンジ3-60(スリーシクスティ)

 翌日の朝、コーヒーを飲みに「ラウンジ3-60」に行きました。ラウンジと名前がついておりますが、一般客でも利用ができるカフェのような店舗です。日中はアフタヌーンティもやっております。

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高い天井まで伸びる大きな窓からは、大阪市内を望めるラウンジです。

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一番奥の席に案内していただきました。窓からは梅田の再開発エリア「うめきた2期エリア」が見渡せます。もともとはJR貨物のターミナルで今は更地になっておりますが、今後、大規模な公園、商業施設、オフィスビル、さらには大阪駅の地下ホームが新設され、2028年を目途に全体が完成する予定です。完成すればここからの景色も一層いいものになりそうです。

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コーヒーを注文しました。お菓子もついてきました。価格は1,200円となかなかいい値段です。私はコーヒーを注文しましたが、ここでは、このホテルのためだけにブレンドされたTWGのオリジナルブレンドティを飲むことができるので、おすすめです。コーヒーを飲んだ後は、部屋に戻り、12時前にチェックアウトしました。

 今回はTrip.comさんやGoToのおかげで、なかなか泊まることのできないホテルに泊まることができ、いい経験をさせて頂きました。最近は若干の旅行業界の回復傾向が見られますが、早くこの事態が収束し、業界に活気が戻ることを願います。

 

 

 

 

 

広島の高層ホテル「オリエンタルホテル広島」宿泊と人気のカヌレ専門店「立町カヌレ」

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 9月のシルバーウィークに広島へ行く用事があったので、その時に「オリエンタルホテル広島」に1泊しました。

ホテル概要

 ホテルは、楽天トラベルにて予約し、1泊1室2名(朝食付)スタイリッシュスタンダード(セミダブル)が12,000円(2名)のところ、楽天トラベルのクーポンとGoTo割引で4,850円引きになり、7,150円(2名)で宿泊することができました。

 ホテルは、広島の歓楽街「流川」の近くにあります。市内中心部のパルコや三越までは歩いて10分程度ですが、JR広島駅からのアクセスはそこまでよくなく、歩けば20分少々(私は歩きました)、広島駅から路面電車を利用すれば最寄りの胡町駅で降りて徒歩10分程度です。

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 外観はこんな感じで、周りのビルと比べても背が高く、ひと際目立っています。昔は広島ワシントンホテルプラザでしたが、2006年に「オリエンタルホテル広島」としてリブランドオープンしました。なので建物自体は新しくはありませんが、中は改装されております。

 ホテル内には客室の他に、チャペルや宴会場、レストラン(フレンチレストラン「OZAWA」、レストラン&バー「NEW YORK CAFE」、日本料理「みつき」)などがあります。「OZAWA」は有名店みたいですね。夜には結構人が入っていました。

ロビー

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ホテル入口です。低層階は外装も新しくされているみたいで、とても綺麗です。

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入口を入って右に曲がるとロビーがあります。大きな金色のパネルが印象的です。

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ロビーの奥はこんな感じです。本がいい雰囲気を出しています。

f:id:sanmanosippo:20201003174349j:plainとてもスタイリッシュで高級感が漂っています。

客室

 部屋はスタイリッシュスタンダードで予約をしておりましたが、チェックイン時にスタンダードプラスというベッドが若干大きい部屋にアップグレードしてくれました。ありがとうございました。それでは部屋へ向かいます。

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エレベーターを降りたら、ホテルの入り口にもあった大きな卵型のフロアライトが再度お出迎えしてくれました。

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部屋に入ります。

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 部屋はモダンで落ち着いた雰囲気ですが、そこまで広くはなくビジネスホテルっぽい感じです。昔の名残りでしょう。

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浴室とトイレの壁の一部はガラス張りになっています。ブラインドを降ろして外から見えないようにできます。

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テーブルの上にはミネラルウォーターが置いてあります。よく見ると、宮島の鳥居と鹿がデザインされているオリエンタルホテル広島オリジナルパッケージです。

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机の棚の中はこんな感じで、ケトルやコップ、お茶があります。

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浴室はトイレと一緒です。ここは壁や設備に古さが目立っておりました。

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 アメニティは「ORIENTALIST」という独自で展開しているオリジナルブランドを使用しています。これらオリジナルアメニティーはホテルやネットで購入することができるようでした。ノンシリコンで色々な植物エキスを配合しているみたいなので、髪にいいはずです!

 部屋でひと段落したあとは、広島で行ってみたいお菓子屋さんがあったので、そこへ行ってみることにしました。

広島初カヌレ専門店「立町カヌレ

 その店の名は「立町カヌレ」。広島生まれの、広島で初めてできたカヌレ専門店です。カヌレとは、フランスのボルドー地方の伝統的な焼菓子だとのこと。カヌレ自体は食べたことがありましたが、立町カヌレはおいしいと聞いたことがあったので行ってみました。

 場所は本通りから少しそれたところにあり、路面電車の駅からも近くアクセスは抜群です。オリエンタルホテル広島からは徒歩10分ぐらいです。ちなみに、JR広島駅の中にも出店しています。

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お店の外観は白く清潔感があります。

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引用:Castagna HP https://www.castagna.co.jp/cannele/

 お店では、様々な味のカヌレを販売しています。店員に聞くと一番人気は、画像のなかで一番大きくてオーソドックスな「カヌレ(250円別)」だとのことです。ということで、私はそのオーソドックスなカヌレに加え、抹茶、ショコラ、キャラメル、アーモンドの4種類を購入し、ホテルで食べることにしました。他の味のカヌレはだいたい1個200円ぐらいです。

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 帰りにコンビニでインスタントコーヒーも購入し、準備万端にしていただきました。1口目を食べた瞬間、想像を超える美味しさで「これはうまい!」と思いました。外はカリ!中はモチッ!としております。広島へ行かれた際は、是非お土産に買って帰ってみてください。おすすめです。

朝食

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  翌日、ホテルの朝食を食べにいきました。ここは朝食が好評のホテルみたいなので、楽しみです。朝食会場は1階フロント横にある、「NEW YORK CAFE」です。時間は6時~10時まで。内容はビュッフェなので、料理を取りに行く際は、マスクの着用、手袋の着用が徹底されておりました。

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 店内の雰囲気はロビーと似ており、スタイリッシュです。同じデザイナーさんのデザインであると思われます。

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お洒落で料理も一層おいしそうに見えます。

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 料理は和食・洋食がありますが、和食は、がんす天(魚のすり身の天ぷら)や音戸ちりめんなど広島ならではのものが多かったので、どうしても和食に手が伸びました。広島風お好み焼きや瀬戸内レモン鍋といった料理もありました。

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結局、和食と洋食が合わさったよくわからないメニューになりました。この中で、お米は広島産、ジャガイモも広島産、みそ汁の味噌も広島産と、いろいろな食材に地元の食材が使われております。味は評判通りとてもおいしかったです。

また、食後のコーヒーはテイクアウトすることができました。部屋では落ち着いて飲めるので、ありがたいサービスです。

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部屋に戻り、コーヒーを飲んだあとチェックアウトしました。日中の部屋からの景色はこんな感じで、奥には若干、瀬戸内海が見えました。

 以上、広島の宿泊ブログでした!。最後まで読んでいただきありがとうございます。

境内には1万体の招き猫!必勝祈願の参拝者で賑わう「お松大権現」

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 徳島県徳島市の中心部から車で南へ約45分程運転した、阿南市加茂町には1万体の招き猫があり受験などの必勝祈願で有名な「お松大権現」という神社があります。地元では猫神さんと呼ばれています。

 公共交通機関を利用する場合は、JR阿南駅から徳島バス阿南乗車、加茂谷行きで約30分です。 駐車場も十数台はあるので車でも行けます。

 それでは、見てまわりましょう!

f:id:sanmanosippo:20200715215504j:plain 神社の入り口では、一際白く目立つジャンボ猫がお出迎えしてくれます。

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近くで見るとお髭がかわいらしいですね。

ジャンボ猫にお辞儀し、左横にある鳥居をくぐろうとすると、

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足元には、猫の足跡の模様があります。猫感が高まってまいりました。

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鳥居をくぐり、階段をのぼって左側にある拝殿の前には、お松大権現の由緒を紹介する案内板があります。ここ「お松大権現」は、日本三大怪猫伝の一つ、阿波の化け猫騒動の言い伝えがあります(実話のようです)。

阿波の化け猫騒動

 江戸中期の頃、阿波国の加茂村(現阿南市加茂町)に、惣兵衛とお松という夫婦がいました。惣兵衛は庄屋であり、村の代表をしておりました。当時、村では不作が続き、惣兵衛は村の困り果てた状況を救うため、私有の土地を担保に、富豪である野上三左衛門にお金を借りました。その後、惣兵衛は借金を返済しますが、野上三左衛門から証文を受け取っていないまま病死してしまいました。

 妻のお松は、証文を請求するが聞き入れてもらえず、結局お金は返していないことにされ、担保の土地も横領されました。

 そこで、お松は奉行所に訴えました。しかし、野上三左衛門から賄賂を受け取っていた奉行は、野上三左衛門の言い分を認める非道な裁きを下しました。この裁きを受けたお松は、決死の覚悟を決めて殿様に「直訴」をしました。当時直訴は死刑となる重罪です。しかし願いはかなわず死刑となりました。

 お松は死刑の際、飼い猫に遺恨を伝えました。その後、野上左衛門と奉行の家に怪猫が現れるなどの異変が相次いで起こり、ついには両家とも断絶してしまい、お松は遺恨を晴らすことができました。

 こうして、お松の正義を貫き通した姿勢と悲しい生涯をしのび、おまつりされたのが、お松大権現の始まりです。また、苦難の復讐を遂げたことから、勝負事の神様としれまつられています。

 以上「お松大権現」の由緒でした。怪猫が人間を困らせるような話ではないようです。さて、元に戻ります。

 

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拝殿の前に来ました。招き猫がたくさん出現してきました。ここで必勝祈願をしましょう。

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横にある社務所では合格祈願・必勝お守りや絵馬、さらに招き猫も購入することができます。また、徳島を代表する特産品「すだち」もお安く売っております。

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拝殿の裏には本殿がありますが、ここにも招き猫や猫の像がたくさんあります。

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こちらは、さすり猫です。自分が治したい患部を、この猫に置き換えてさすることで、病気が治るといわれています。

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勝負の神様なので、祈願されたたくさんの絵馬には受験合格や商売繁盛の願いごとがかかれております。特に受験の合格祈願が多いです。

境内の奥へと歩きいていきます。

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これはすごい数です。

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境内には滝があります。龍?の像の上にも、ちょこんと小さな猫が乗っております。
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途中、ねこの大仏とかかれた看板がありました。看板の通り、奥へと行ってみます。

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猫の大仏です。迫力がありますね。大仏の足元にも小さな猫がいます。

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猫不動へも歩いてみます。

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 こちら猫不動です。招き猫だけでなく、境内にあるものが本当に猫一色です。

入口まで戻ってまいりました。

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資料館があります。すごい数の招き猫に見られています。

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ここでは怪猫伝について紹介しています。壁にかけれられた額縁に詳しく阿波の化け猫騒動について書かれております。

 

  以上、地元民しか知られていない?徳島県の隠れスポットの紹介でした。おそらく招き猫の数は日本一の神社ではないでしょうか。また、日本三大怪猫伝の舞台の一つでもあり由緒のある猫の神社です。徳島県の南部に行くことがある際は、是非お参りに行ってみてください!

 




 

お得な期間限定「近鉄1dayおでかけきっぷ」を利用して沿線観光 ~レンタサイクルで飛鳥の古墳巡り編~

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 先日、近鉄が11月29日まで発売しているお得なフリーパス「近鉄1dayおでかけきっぷ」を利用しながら、観光特急「青の交響曲~シンフォニー~」に乗車して大阪から奈良の吉野で行きました。という記事を書きましたが、その続きになります。

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 午前11時26分、写真右側に停車している「青の交響曲~シンフォニー~」で奈良の吉野に到着しました。この後、吉野観光をしても良かったのですが、昨年の桜の時期に行ったことがあり、今回は行かなかったのですが、ちらっと昨年の写真を使いながら紹介します。

吉野はこんなところ

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 吉野駅のすぐ近くには、ロープウェイの乗り場があります。ロープウェイで山の上まで登ると、吉野名物、柿の葉寿司や葛餅のおお店が並んでいる活気のある目抜き通りがあります。

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その中にある、吉野山のシンボル「金峯山寺」は必見です。

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また、桜の時期は数えきれないほどの桜が咲いています。3万本の桜が密集しているとのことです。きれいですねー。

それでは、本編へ戻ります。

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 吉野駅に到着した後は、写真左側に停車している11時37分発の急行大阪阿部野橋行きに乗って、ここまできた路線を途中の飛鳥駅まで戻ります。

レンタサイクルで飛鳥の古墳巡り

吉野発11:37⇒急行⇒飛鳥着12:25

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 列車に乗ること約45分、飛鳥駅に戻ってきました。ここは飛鳥時代の日本の都です。駅名の漢字は飛鳥ですが、村名は明日香です。もともと飛鳥村という村があり、他の2村(高市村と阪合村)と合併して明日香村が誕生したそうです。

明日香村には古墳がいくつか点在しており、駅前にはレンタサイクル屋が何軒かあります。歩いて観光している人もちらほら見かけましたが、歩いてまわると結構距離があると思うので、私はレンタサイクルを利用します。

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    「明日香レンタサイクル」さんで自転車を借りました。レンタル料は、

ママチャリ 平日は900円、休日1,000円

電動自転車 一律1,500円 です。

地域各所に営業所があり、そこで乗り捨てができますが、200円の乗り捨て料がかかります。また、ホームページにレンタル料200円引きのクーポンがありますので利用しましょう。利用方法は、当日受付時に画面を係員に見せるだけです。

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 レンタサイクル屋さんでは、上のような観光マップを頂きました。そこで、私が走ったコースを線でなぞってみました。

飛鳥駅前のレンタサイクル屋を出発して、途中、古墳や資料館、お寺をめぐり、橿原神宮駅前のレンタサイクル屋で乗り捨てをするルートで、観光時間を入れて約3時間半程度かかりました。自転車をこいでいた時間は約1時間半ぐらいかと思います。約10キロの道のりです。飛鳥駅から石舞台古墳まではなだらかな登り坂が続きますので、ママチャリでは正直しんどかったです。電動自転車なら楽々かもしれません。

それではママチャリで出発!

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高松塚古墳

 駅前から10分チャリをこいで、まず最初は「高松塚古墳」に到着しました。694年~710年の間につくられた古墳で、中の石室に描かれた壁画が有名です。石室内部は公開されていませんが、近くにある高松塚壁画館で実物と同様の石室部が見えます。大きさは前方後円墳のように大きくはなく、小規模な古墳です。時代で大きさや形は変わるみたいです。

さくっと見学し、次へ行きます!

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キトラ古墳壁画体験館 四神の館

    「キトラ古墳」に到着しました。途中はゆるやかな坂道が続いていたのですが、運動不足の私にとっては息が切れ大変でした。「キトラ古墳」のすぐそばには「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」が併設されています。

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まずは壁画体験館に入りました。入場は無料です。キトラ古墳の説明や出土品が展示されています。

キトラ古墳も石室内の壁に壁画が描かれており、天井には天文図が(現存する世界最古の科学的な天文図)、東西南北の壁には、それぞれの方角を守る四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)が描かれております。高松塚古墳では朱雀が失われていたため、四神が全てそろう古墳の壁画はキトラ古墳のみだのことです。

写真の左側にあるのが石室の模型で、発見当時の壁画の状態が再現されています。

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こちらがキトラ古墳です。知らないと古墳だと気付かないかもしれません。

    次は、ここまで上ってきた坂を下って、一旦高松塚古墳の近くまで戻り、石舞台古墳を目指して、また緩やかな坂を上っていきたいと思います。

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亀石


 途中、亀石という石がありました。大きな石の左下を見ると、確かに亀のような顔があり、その上に甲羅が乗っているように見えます。

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その後、続けてチャリをこいでいると、すごいものをみつけました。「聖徳皇太子御誕生所」と書かれています。おおーー。

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    キトラ古墳を出発してから約25分、石舞台古墳に着く直前に何軒か食事することろがあったので、そこで休憩しました。上の写真は、「農村レストラン 夢市茶屋」です。地元の野菜や米などを使った食事を提供しており、周りには広い駐車場もあるので、古墳観光中のランチにいいお店だと思います。1階にはお土産屋や地元産品が並んでおり、道の駅のようなイメージです。2階にはレストランがあります。

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メニューはこんな感じです。人気は古代米御前。古代米っていう米があるんですね。昔から続くの稲の品種からとれた米のようですが、、、

ここの食事施設を紹介しておきながら、私はここで食べておりません。すみません。

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対面にあるお店で豚まんを頂きました。豚まん以外にも、焼きそばなど屋台系の軽食や、かき氷、アイスなどがありました。

外はめちゃめちゃ暑いので、自動販売機でお茶も購入し、一気に飲みました。ここまでで1リットルのドリンクを消費中です。熱中症に注意します。

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石舞台古墳」は目と鼻の先にありました。入場料、大人300円を支払って中に入ります。

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石舞台古墳

 ありましたー。巨石を30個積み上げられてつくられた、日本最大級の石室古墳です。現在は古墳の盛土が失われ、石室がむき出しになっております。こんなに大きな石をどうやって扱ったのでしょうか。

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中は、こんな感じです。誰のお墓かは明らかになっておりません。

 次は、「奈良県立万葉文化館」へ向かいます。ここからは下り坂なので、楽になります。

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 途中、「カフェことだま」という人気店の前を通りました。ランチは数量限定で、店は酒蔵をリノベーションしてカフェにしており、趣があります。お洒落にランチしたい方はこのお店がいいかと思います。f:id:sanmanosippo:20200917212626j:plain

奈良県立万葉文化館

 奈良県立万葉文化館につきました。結構楽しみにしていたのですが、一般展示室には今は入れませんでした。残念です。ちゃんと調べていけよ、ということですね。気持ちを改め、次は「飛鳥寺」へ向かいます。

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飛鳥寺

  飛鳥寺はすぐ近くで、3分程度でつきました。ここは596年、推古天皇の時代に蘇我馬子が建てた日本で最初の本格的仏教寺院です。また、現存の中では日本最古の仏像、「飛鳥大仏」があります。すごいお寺ですね。聖徳太子も拝んでいたのでしょうか。

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右の本堂の中に飛鳥大仏が安置されています。拝観料は300円です。

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こちらは左から不動明王、観世音菩薩、弘法大師像です。良縁成就、商売繁盛、学業成就など、水をかけてお祈りすると願いが叶うと言われています。

 次は最後、「橿原神宮」へ向かいます。飛鳥寺から20分程度かかります。

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到着!

 橿原神宮は、奈良県橿原市にあり、最寄りの近鉄橿原神宮前駅から徒歩で行くことができます。一本道なので迷わないと思います。

ここには、初代天皇である『神武天皇』と皇后『姫蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)をお祀りされています。

また、ここ橿原市は初代天皇神武天皇』が橿原に皇居をつくられたと言われていることに由来し、日本書紀において日本建国の地と記されております。

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第一印象は、敷地がめちゃめちゃ広い印象です。長くて広い表参道を歩いて拝殿まで進みます。

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外拝殿が見えてきました。広いですねー。

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外拝殿の前まできました。

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 ここでお参りをします。奥には、内拝殿が見えますが、入れるのはここまでです。お正月はたくさんの人が参られるのでしょう。

 お参りを済ませた後は、橿原神宮駅前にある「明日香レンタサイクル」さんにママチャリを乗捨てに行きます。

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 大きな緑の看板が目立ちます。乗捨料200円を支払い返却しました。時刻は15時45分です。結構疲れましたが、歴史的な見どころがたっぷりでとても楽しかったです。
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近鉄橿原神宮前駅です。

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  このまま自宅に帰っても良かったのですが、せっかく「近鉄1dayおでかけきっぷ」を持っているので、奈良市内で夕食を食べて帰ろうと思います。といっても、どこで食べるかは全くあてがありませんので、駅前の商店街でよさそうなところがあったら入ることにします。

奈良市内で夕食

橿原神宮前発16:06⇒急行⇒(大和西大寺乗換)⇒急行⇒近鉄奈良着16:50

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  近鉄奈良駅到着です。この駅は、東大寺がある奈良公園まで歩いて行けるので便利です。JR奈良駅からは、歩くとままあ距離があります。

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駅前の商店街を歩いていると、びっくりうどん三好野と書かれたのれんに興味をひかれ、メニューを見ると内容と価格にびっくりしたので、「三好野」さんに行くことにしました。

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こちら、「びっくり定食」です。かけうどん2玉、ビッグいなりずし、豆腐がついてなんと、「500円税抜」です。かけうどん単品では270円です。コスパ最強でした。

 お腹も満腹になったので、この後は大阪難波駅まで戻り、自宅に帰りました。

 この際、「1dayおでかけきっぷ」を利用して、是非、近鉄沿線を再発見する旅に出てみてはいかがでしょうか。最後まで読んでいたただきありがとうございました。

いくらお得に移動できたか

最後に、今回の私の行程で運賃がどれだけお得になったかまとめてみました。

大阪阿部野橋→吉野 990円

②吉野→飛鳥 480円

橿原神宮前近鉄奈良 500円

近鉄奈良大阪難波 570円

計2540円のところ、「1dayおでかけきっぷ」により1,000円で済み、1,540円お得に移動することができました。